革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

Order example

2010.11.30

あるお客さまの「A5ジョッター」考

 

定番の「A5ジョッター」、

この製品に対する考察を、

お客さまからいただきました。

なるほど、のひと言です。

 

どんなメモ態勢を取るのが

自分には合っているのか、

まだまだ迷っている方のご参考になれば、

と思います。

 

**********

ジョッターの良いところって

次の3点だと思います。

①どんな体勢でも素早く書ける

②薄いので携帯しやすい

③物によりますが、

きちんと作られたものは書き味がよい

 

 

 

これらの良さは、

スマートフォンやipadなどの

デジタルデバイスの完成度と

Gメール、カレンダーやエバーノート、

ドロップボックスなどのクラウドストレージの

利便性が高まったからこそ、より生きてきます。

 

 

その理由は次の通りです。

①iphoneやipad用の手書きメモアプリが

完全に実用になったので、

それ以上の素早さを求めるなら、

ノートやメモよりジョッターである、ということ。

 

②スケジュールを

グーグルカレンダーに一本化できるので、

手帳にスケジュール機能が不要になる。

したがって、紙媒体はジョッターで事足ります

(携帯用には5×3を使ってます)。

あと、鞄に入れる物も、

ほっとくとどんどん増えるので、

定番の持ち物は

極力軽く小さくするべきですよね。

 

③これまでそれほど重視されなかったことですが、

じつはこれが、

デジタルとアナログの併用においての

一番のメリットです。

 

アイデアを練る時には

やっぱり手書きが良く、

書き味はそれを促進させます。

 

また、そうやって書いた落書きも、

捨てないでエバーノート等にためておくと、

どこにいても以前書いた物を直ぐに検索できます。

 

良い考えにまとまったと思っても

結構直ぐに忘れてしまいますので、

直ぐに検索できるのはすごく重要なこと。。。

 

 

言い換えれば、

昔、重いシステム手帳でやってきたことが、

エバーノートと軽いジョッターを使うことで、

簡単で

より高度に出来る時代になったということです。

これが、周回遅れの文房具が

トップランナーになった理由です。

 

 

ですので本製品で、

今野さんが、書き味を求めるために

表面に良い革を使うのは、

本質的な設計思想だと感心しました(apple的ですよ)。

**********

 

当店の製品作りにまで

考え及んでいただきまして、ほんとうに嬉しいです。

おかげさまで、

スケジュールやメモを取り巻くさまざまな環境が、

ドラスティックに変化している現在の状況を、

理解することができました。

 

こちらのお客さまからは、

お届け後、以下のご感想をいただきました。

 

**********

こんばんは、本日商品受け取りました。
どうもありがとうございます。

 

絶妙な厚みに感心してます。

これ以上、薄いと反りますし、

厚いと携帯性を損ないます。

 

重さも厚紙で作った物より軽いですし、

それでいて革の質感も十分です。

また、書いてみて、

字が上手くなったような錯覚を覚えるタッチです。

 

こうなると、これのケースにつても

軽量性、携帯性、俊敏性を損なわない

アイデアがわくんですが、

それはまたにしておきます。

 

どうもありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。

**********

 

ありがとうございます。

次なるケースのアイデアを、

楽しみにお待ちしております。

 

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