革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

Order example

2013.11.19

タブレットケースのフルオーダーメイド品

 

このたびのご注文では、

お客様が現在お使いになっているタブレットケースを

当店の特製革を使って、作り直しました。

 

既存のケースに入っている 特別な芯材をうまく取り出し、

そのまま使って 作り直すという

アクロバチックな製作方法です。

 

 

Nexusタブレットケース

 

 

タブレットの中には

シェルカバーだけで入手できないものもあるので、

そうした場合、お手持ちのカバーを利用してお作りします。

 

この市販カバーの仕様は、お客様は気に入ってらしたのですが、

いかんせん合皮なので、1年も経たないうちにぼろぼろになったのと、

手ざわりや、人前でお使いになるときに、

イヤだなあ、と思われたことが ご注文の大きな理由でした。

 

 

牛革タブレットケース

 

 

「折りたたんで、液晶部分を立てて見たいので、

見本と同じように、滑らない革を使っていただきたい。」

というご希望の元、向かって左側のような起毛革も使いました。

 

分解してパーツを流用

 

 

お写真の向かって左側のケースが、元になった市販品。

このケースをていねいに開いて、芯材をきれいに取り出すところから、

今回の製作が始まります。

 

 

スタンド仕様

 

 

市販品は、たいてい量産していますので、こうしたシェルケースや、

芯材になっている 鉄芯や板マグネットなど、

特殊なサイズの特別な材料を、簡単に作ることができますが、

 

一点一点に対応する フルオーダーメイドでは、

そうした材料は、世の中に存在しなければ、一から作るしかありません。

でもそんなことになりますと、それだけで随分

手間と時間がかかって お高いお値段になってしまいます。

 

 

オーダーメイドのタブレットケース

 

 

そんなとき、こういう市販品の材料をうまく使うことができれば、

お気に入りの仕様を、リーズナブルに再現することができます。

それであっても、

市販品をきれいに開いて、材料自体を取り出すことにも

じっさい、とても繊細な作業が必要です。

接着剤などもきれいに取り去らなければ、

お品の表面ラインに響いてしまいます。

 

こうした、幅広いご要望に 「どんと来い!」

とお応えできるのは、当店の高い技術だけです。

 

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