革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

Order example

2014.01.28

ダブルファスナー・ジーヴズ 定番のアレンジオーダーメイド

 

本日ご紹介するのは、

定番をアレンジしたオーダーメイドの第2弾

「ダブルファスナー ジーヴズ」です。

 

お問い合わせをいただいて、

なるほど こんな発想もあるのだと感心したお財布。

 

 

オーダーメイドのWファスナー財布

 

 

 

ダブルファスナー、って何ですか、とお思いでしょうが、

お写真のように、ジーヴズをふたつ重ねたような形のこと。

定番では、メンズポーチでお出ししています。

 

出来上がったものをご覧いただくと、

まあね、うまくできてるので何が難しいのか、とお感じでしょうが、

お作りするには、特別な頭と技術を要します。

 

 

ダブルジッパーの牛革財布

 

 

定番をアレンジするといっても、革製品の場合、

平たい革を立体に仕立てるわけですから、

ちょっとした変更でも

作り方を抜本的に変えなくてはならない場合も多々あります。

 

それで、

お見積もりも一点一点お出ししなくてはならないワケ。

お見積もりの時には、作りまでの全部を考えます。

 

今回の場合、抜本的に変えることはありませんが、

みなさまもすぐに思ったように

「どうやって、ふたつをくっつけるんだろ?」

これが問題になってきます。

 

 

ファスナー財布の内部

 

 

以前 お客様から、数学問題を解くのに、

何でもいい、という訳じゃなく

エレガントな解き方がある、という話を伺いました。

 

このたびのお題も、まさにそれ!

なぜなら、革製品の場合

エレガントに解決することで、外観も良くなるのがミソ!

 

それでこんなにアップに耐えるお品に仕上げられます。

 

 

ダブルジッパーのジーヴズ

 

 

 

また、リザードジーヴズもそうですが、

今回のお品、ファスナーのテープを外にお出しして作っています。

それは、修理をしやすくするための工夫。

 

普通のジーヴズでも、7~8年経ってから修理する人が多いのですが、

このたびのものは、フルオーダー品。

愛着もひとしおと思いますので

この作りにしておくと、

とてもきれいに、無理なくお直しすることができます。

 

普段、細かく解説することはありませんが、

当店のもの作りは、お作りするものへの愛着と

お客様への善意を基礎にしています。

 

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