2014.07.1
ゾウ革の6連キーケース
「キーケースが欲しいのですが、
ちょっと変わった革で作っていただきたいのです。
以前、オーダー例で拝見したゾウ革が気になりますね。」
ということでお作りした、定番形のキーホルダ-。
この形は、ものすごく長いこと
スタンダードとして存在していますが、
それには理由があります。
・いくつものカギを、同時に収納できる。
・カギが絡みにくい。
・カギを探しやすい。
・案外丈夫に作ることができる。
こんなところでしょうか。
先日ご紹介したように、
たくさんのカギをうまく持つ、ということは
とても難しいことです。
どうしてそういう形になっているか、
これは、構造も合わせて考えますと
とても合理的にご説明できることがほとんどです。
そういう意味からも、このキーケースは永遠のスタンダード。
もし、牛革ではおもしろくないな、と思うことがあれば
こうしたエキゾティックレザーをお選びいただけます。
Aクラスの象革は、深さのある天然の柄が
とても美しい革。
最初はざらざらしていますが
使っていくとつるつるで、ぬばたまの黒になっていきます。
最初は堅めですが、どんどん手に馴染んでいきます。
それが、どんな革にも共通しているいいところ。
当店は、その革のいいところを充分に生かすため、
製作方法として可能な限り
裏地も革にしています。
だからこそ、手ざわりのいい、他所にはないお品になります。
製品のグレードがわかるようになると、
お品選びも楽しくなります。
そのためには、まずひとつ
毎日、本物の良いお品をお使いくださいね。