革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

Order example

2017.05.17

クロコダイル型押しの長財布

「今使っているものが

どうにも気に入らないので、

新しい財布を作りたいと思います。」

と、ご来店くださったクライアント。

 

外側

 

お話を伺っていきますと、

絶対これ、という

決め手になる仕様が特におありではなく、

なんとなくこんな感じかな

という内容が出てきました。

 

正面

 

別の角度からお話を進めて行きますと、

今お使いのお財布が

今まで使った中では一番良いのですが、

いろいろと気になるところがある

という話になりました。

 

背面

 

「今のお財布は厚いことと、

なんとなく滑りやすいことが

一番気になるのかもしれません。

それで、居心地の悪い感じなのです。」

 

この、なんとなくいやだ、という内容を

はっきりした言葉にすることができると、

解決方法が出てきます。

 

内側

 

ポイントが何なのか、

クライアントから引き出すのは

コンサルタントの役割。

 

どんな角度からお尋ねするかで

答えが得られないこともあり得る

微妙な問題です。

 

小銭入れ

 

また、感覚的なことは

人によって感覚自体が違ったり、

表現する言葉が違ったり、

初めて接する質問に対して

答えることができないこともあります。

 

それを引き出せるのが

コンサルタントの力。

想像力を駆使し

的確な言葉を探し

クライアントが腑に落ちる表現を

探して、形にしていきます。

 

マチ

 

今回お財布をお作りした後、

ご感想のメールをいただきました。

ご紹介させていただきます。

************

先月はベージュのクロコ型押しで、

左利き用の長財布をありがとうございました。

使い始めて1ヶ月強ですが、

快適に使用してます。

厚みは気になりませんし、バッグから

取り出す時に違和感なく掴めます。

やっぱり手触りが問題だったのかな

と感じます。

************

 

とても嬉しいご感想を

ありがとうございました。

また良いお品をお作りしたいと思います。

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