2017.10.1
二つ折りメガネ用のメガネケース
アウトドア用品は、
総じてとても良くできています。
何が良くできているかというと、
汎用性のある形や大きさのものが多く、
中に入れるものを
特に決める必要がない、というところ。
使う人が、自分の目的に合わせて
たくさんの選択肢の中から
選ぶことが出来ます。
本日のクライアントは、
いつもさまざまなアイデアを
お出しくださる方です。
今回ご注文いただいたのは、
二つ折のメガネ用メガネケース。
数年前から
アウトドアに傾倒してらっしゃるため、
アウトドア用品をご覧になることも多く、
いろいろな製品に通じています。
したがって、発想も豊か!
実際にお使いだったのは
上のお写真のポーチです。
メガネを入れてたところを拝見すると、
ほんの少し大きい感じ。
そして扱っていらっしゃるところからは、
どうやら、ファスナーの向きを
反対にした方が
このクライアントには合いそうです。
ケースというのは何でも、
大きすぎても居心地の悪いものです。
小さすぎたら入りませんし…
当店のクライアントからは
ピッタリに作ってほしい、の他、
「心地よいゆとりを」と
ご依頼を受けることが多いと感じます。
そんな時、どれくらい小さくするかは
まさにデザイナーのカンひとつ、です。
お手持ちの現品がある場合
実際にものを入れてゆとりをみますが、
それでも、かなり微妙な問題です。
なぜなら、素材が変わることで
ゆとりの出方も変わり、
感覚もかなり違って感じるからです。
ですから、
どのくらい詰めるかは
経験のなせる業。
これも、なかなか
後進に伝えることのできない技ですが、
ミリ単位で詰める幅を決めていきます。
出来上がったものを見ると
まったく違和感がないので、
まさかそこまで
気を使ってものとは思えない事でしょう…
後日ご来店下さった時
「いやあ、快適ですよ。
大きさは、ちょうどいいです。
ワインカラーのウラ地を
ご提案をいただいて良かったです。」
いつもいつもありがとうございます。
ワインカラーのウラ地が
あなた様の個性にぴったりだと思いました。
また新しいアイデアを
楽しみにお待ちしております。