革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

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2018.01.13

男性にとっての鞄とは・・・

15年ほど前にお作りしたメンズ鞄。

当時ご注文いただいた奥様から

ご連絡をいただきました。

 

15年ほどお使いの鞄

 

「作っていただいた鞄、主人は

毎日毎日こればっかり使ってて…

ショルダー紐も外側も

そろそろ切れてきそうです。

お直しお願いします。」

 

外ポケットの留め部分

 

長いお付き合いのクライアントですから、

何処をどんなふうに直したいのか

お電話でお話しくださいました。

 

さすがに15年くらいともなりますと、

革の端端に細かい切れ目も

入ってきます。

 

背面

 

それにしてもありがたいですね、

15年間毎日お使いいただくなんて。

「途中で他の鞄も買ったんですけど

けっきょくこの鞄に戻ってしまって…

男の人って

ほんとに同じものばかりを

使い続けるんですね。」

 

ストラップ部分

 

まさにおっしゃる通り。

男性にとっては

鞄も財布も、戦友のような存在。

毎日毎日使い続け、

何十年持っても飽きないようです。

 

プレゼントの時には、ぜひとも

この事実をご参考になさってください。

 

メンテナンス後

 

乾いてしまった外側にオイルを入れて

ショルダー紐を取り換え、

後ろポケットのマグネットも取り換えて、

スッキリとお化粧直しされたバッグ。

 

留め部分も修理

 

なるべく手を加えるところを少なくし、

極力そのままの部分を多くすることで

消耗を少なくします。

 

ですが、さすがに伸びきって

端に切れ目が入っているショルダー紐は

全部取替えになりました。

 

交換したストラップ

 

「これはどれくらい持つでしょうか?」

正確なことは言えませんが、

肝心なところはすべて

きっちりお直ししましたので、

また暫くは持つと思います。

 

きっと今頃は

「あ~、ホッとする」というイメージで

お持ちくださっていることでしょう。

ありがとうございます。

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