革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

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2018.06.13

手帳カバーのフルオーダーメイド 61

当店の目指す製作物のイメージは、

デリケートで端正な中にも

枠に入りきらないやんちゃな部分のある、

相反する要素を持っていること。

 

それでデザイナーは、

いわゆる「ヌメ革」と同じ作りで

同じ経年変化をする牛革素材に

こだわっています。

 

 

ヌメ革で革製品を作る場合はたいてい、

分厚い一枚革で、手縫いで作ります。

そしてお色はほとんどの場合

ベージュかブラックであることが

多いと思います。

 

そういう作り方だから、

ごつくて重いのは当然のこと。

 

当店ではその常識を破って、

すべてのお品を作っています。

つまり、当店の製作方法は

当店独自のもの。

 

 

成牛を使ったヌメ革のキメは

多少粗めですが、革は丈夫で

どんな加工にも適しているという

特徴を持っています。

 

そういうことなら…と

頂戴したオーダー品に合わせて、

またご希望の内容に合わせて、

当店では革の厚みを変えています。

 

革見本の革の厚みを見て

「あのう、こんなに厚い革では困るので、

もっと薄くしていただけますか?」

と遠慮がちにおっしゃる方もおいでですが、

当店では、皆様がご想像なさる以上に

かなり細かく革の厚みを変えています。

 

革見本はあくまで色のサンプルと

お考えください。

 

 

結果、ワイルドな革を使い

デリケートな作り方をすることで、

当店独特のニュアンスある

製作物が出来上がります。

 

この常識破りは

こういうものを作りたい!という

欲望から始まります。

 

他に比べるもののないお品には、

こんなお話があります。

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