革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

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2018.10.4

ファスナー財布 83

以前はよく見かけたお財布が

今では全然見ない…というお話を

よく聞きます。

 

また聞くだけでなく、

巷を歩くと、確かにそう感じます。

同じようなものしか

市販品では見つけられません。

 

 

本日ご紹介するファスナー財布も

昔はよく見かけたものですが、

いまはほとんど見ることがありません。

 

どれだけたくさんの種類の財布が

今まで出てきたかと考えますと、

それはもう信じられないくらいですが、

 

その中で

今もたまに作られている形、といったら、

それも信じられないくらい

少ないと思います。

 

 

リクエスト頂いたのは

お写真のようなお財布です。

 

ある程度以上の年齢の方であれば、

誰かが使っているのを

見かけたことがあるかと思います。

 

でも今は

ほとんど見かけません。

 

 

こうした手の込んだお財布は

今の市場からはどんどんなくなっています。

 

必要以上に

売値を安く設定しようとしたり、

効率化を図ることばかり考えていると、

 

手の込んだものは

優れた品物から厄介な品物へと

変化してしまいます。

 

 

また、同じものばかり作ることで、

流れ作業の工場とはいえ

無くなってしまうスキルがあるかもしれません。

 

まあ、そうこう言ってるうちに

キャッシュレス時代がやってきて、

お財布自体を持つ方が

おいでにならなくなるかもしれませんが。

 

 

一点だけお作りする

フルオーダーメイドの仕事では、

毎回毎回が真剣勝負で

技術のブラッシュアップは欠かせません。

毎回、ほとんど初めて作るものばかりです。

 

さいわい

肌触りの良い革、のご用意はありますから

 

その他の要素、

気持のいいゆとり、とか

一人一人からの細かいリクエストに

具体的にどうやってお応えするのかを

常に考えています。

 

製作活動ではありますが、

頭脳活動の方が、もしかすると

大きい位置を占めるのかもしれません。

それがフルオーダーメイドという仕事です。

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