2023.06.20
デコルテバッグからのメタモルフォーゼ ショルダーバッグ
海外でご活躍のクライアントは、
仕事でパッと出かける時に必要なバッグを
ご注文くださいました。
なかなか日本にいらっしゃらない
クライアントなので、
Zoomでご相談を承りました。
ご招待いただけるのでしたら、
このようなご相談方法も承っております。
*このバッグは左右で色を変えています。
表面はこのようになっていて
たまたま店頭でお買い求めくださった
定番「デコルテバッグ#1」を
ご愛用くださっていて、
デコルテバッグ風の
ショルダーバッグタイプが欲しくなった
ご様子です。
*裏面を逆色の切り替えにすることで、
左右で色の違うバッグになります。
「この間いただいてったバッグは
最高にステキです!
デザインもとても気に入りましたが、
ちゃんと自立しますし、
思った以上にたくさん入りますし、
使いやすくて…とにかく最高です!」
ありがとうございます、嬉しいです。
「大き目のパソコンを持ち歩きますから、
片面にはそれがサッと入って
パッと出せるようにしたいです。
その面は書類とスマホも入れるので、
ファスナーやフタの無い
入れるだけのスペースにしたいです。
「もうひとつのスペースは
ファスナーで閉められるようにして、
中を見せたくありません。
PCの充電器を入れる場所を作って、
お財布がちょうど入るようなポケットと、
リップクリームかペンが入るポケットが
欲しいです。」
とてもスピーディなご相談です。
あっという間に
ショルダーストラップの長さまで
きっちりご指定くださいました。
*ファスナー側の内装。
デコルテバッグと同じデザインで
というご希望ですが、
あの持ち手があるのとないのとでは
かなり雰囲気が変わりますから、
新たに切替ラインを整えました。
ショルダーストラップが付いている
ジョイント部分も、
黒い側は黒で作り
ベージュの側はベージュで作っています。
細かいデザインが
全体を違和感ないものに仕上げてくれます。
*リップの代わりにペンを収めたところ。
難しかったのは、
リップスティックの太さ/長さと
ペンの長さ/太さがけっこう違うため、
両方をきれいに収めること。
これには普通では思いつかないような
アイデアを考え付きました。
クライアントが気に入ってくださったので、
良かったと思います。
*こちらにはリップが収まっています。
スケジュールがタイトだったため
最終的にメールでのご相談も
させていただきました。
作っていながら
「これはクライアントに決めていただく内容」
という予期せぬ出来事が起きましたら、
必ずお尋ねすることにしています。
今回は、お互い理解できているようでいて
それが実は誤解で、
違うフェイズでうまく嚙み合ってしまった
部分があったため、
ギリギリの出来上がりになりましたから、
日本をお立ちになる前に、
クライアントのいらっしゃる場所に
納品しました。
*なんと、長財布も同じデザインで
お作りしました。のちにご紹介します。
クライアントの目の前には
デコルテバッグ#1が置いてあります。
「これ、使ってるんですよ!」
嬉しい、ありがたいシーンです。
たまにはこうして
お客様をお訪ねするのも良いことと
思いました。
このたびもありがとうございました。
ご無事な旅と
すばらしい成果をお祈り申し上げます。