革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

Order example

2023.09.15

製本されていない台本のための台本カバー 307N

いよいよ「このご依頼が来た」

という感じです。

 

前回の台本カバーのご紹介で

製本されていない台本が増えているようだ

と書きましたが、

今回ご紹介するのは、まさに

B5の紙の束の台本に対するカバーです。

 

 

 

 

 

 

紙の束台本の場合 紙はタテ使いで、

たいてい

紙の右上をクリップで止めるようです。

厚みはほぼ1センチくらいなので、

製本された台本と同じくらい。

 

右肩をクリップで留めるということは

おそらく右利きの方で、

右上に向かって用紙をめくっていきます。

 

 

 

 

 

 

ペン挿しが必要なのは普通の台本と同じで、

後はタテに開け閉めするか、

ヨコに開け閉めするかですが、

ナチュラルに考えると、タテ使いでしょうか。

 

今回のご注文者は、

差し上げる方に使い方をお聞きになって

細かい点に対するご回答をくださいました。

 

そこからのアプローチですから、

定番の台本カバーとは

まったく違う製品となりました。

 

 

 

 

 

 

こういうリアルな事実が、製品を

より使い勝手の良いものにしてくれます。

ありがたいことです。

 

実際にB5の紙の束を挟んで

手に持つ様子は、下のお写真のとおり。

サイズもぎりぎりを目指しましたから、

気持ちよく使っていただけると思います。

 

 

 

 

 

 

前回、台本の紙のサイズがどうなるか?

ということを書きましたが、

実際に

こうして使うシミュレーションをしますと、

A4サイズは少し大き過ぎると感じます。

ですから、もしかすると

ずっとB5のままかもしれません。

 

紙をめくり、ホールドするのも

気持ちよくできます。

初めてお作りしましたが、

きっとうまくお役に立てるのではないか、

という手ごたえを感じます。

 

 

 

 

 

 

お役に立てていることを願っています。

新しい台本カバーを考える

きっかけを作ってくださったクライアントに

感謝申し上げます。

 

新しい製品は、

新しいご希望とともに生まれます。

まさに

フルオーダーメイドが生んだ製品です。

この度はありがとうございました。

 

 

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