革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

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2023.10.9

以前お作りしたピンクベージュのクラッチバッグ

5年ほど前にお作りしたピンクベージュの

クラッチバッグをお持ちくださった

クライアント。

 

「これ、小さいですけど

案外たくさん入るので、

これひとつでお出かけできるのが良いです。」

 

 

 

 

 

 

上品なクライアントは

暑い夏日にもかかわらず、

涼しげなご様子で、ステキです。

 

それは、少しの荷物だけ持って

颯爽と歩いていることから来る印象

なのかもしれません。

これだけの荷物に抑えて動けること自体が

すばらしいことと思います。

 

 

 

 

 

「まだ入るんですけども、今日は

これくらいにして、ぱっと持ってきました。」

 

帰りには、お預かりした修理バッグの中に

このバッグを入れ込んで、

最初からそのバッグでお出かけだったようにも

見えます。

 

ご自分のテイストを持っている方ですと、

どんな服装をしても

何となくうまく収まってしまうのは、

不思議です。

 

 

 

 

 

 

この方は余分な袋も使わず、

ご自分の行動の中で

必要なことを合理的に行っています。

しかし、ゆとりもニュアンスもあるので、

味気ないタイプの合理的な方には見えません。

 

「そういえば、

そろそろ重さが気になる年齢に

なってきたかもしれません。

デザイナーさんから

ある年齢になった時に起こる

生活全般への感じ方の変化を聞いているので、

だんだんと持ち物の軽さについても

変わってくる年代に入って行くのだな、

と思います。

 

そういう時に、

それに対してどうするかを考えるのも

楽しいかもしれません。」

嬉しいお言葉です。

 

デザイナーも一緒にお話しするのが

とても楽しそうです。

いつもありがとうございます。

 

 

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