革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

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2024.04.17

8年ほどご使用いただいた二つ折り財布と2代目の新品

長くご愛用いただいたのち、

同じオーダー品を

リピートしていただけるのは、

大変嬉しいことです。

 

私どもの製品が

その方の生活の一部になることができ、

お役に立っていることが

はっきりとわかるからです。

 

 

 

 

 

 

上のお写真の二つ折り財布は

8年ほど前にお作りしましたが、

そろそろ新しいものを…と

再オーダーしていただきました。

 

前回はいつもと同じような革の厚みで

お作りしたのですが、

こうして使ったところを拝見しますと、

 

なるほど、家の鍵の出し入れがあるために

開け閉めの回数はかなり多くなりますから、

普通の財布よりも傷みは早くなります。

 

 

 

 

 

 

このように、

初代のご注文時に気づかなかったことでも

使用後に気づくこともありますから、

そういう時には

「今回は少し厚手でお作りします。」

ということが言えます。

そして

バージョンアップが可能になります。

 

 

 

 

 

 

それにしても

大事に使ってくださったものです。

 

朝晩、お休みの日のちょっとしたお出かけなど、

カギを出す時に必ず開くとなると

かなりの回数がプラスされます。

キーホルダー+財布、というイメージです。

ご愛用に感謝申し上げます。

 

 

 

 

 

 

前述したように、

今回は少し厚手の革を使っています。

とくに外側をしっかりさせましたから、

どれくらいの保ちになるでしょう?

 

どこにもないもので、

誰も使ったことのないものを

予測しながらお作りする性格上、

「実験」のような側面はあります。

 

 

 

 

 

 

ですが

こうしたみなさまの使用後の蓄積が、

次回や次のご注文者への

オーダー品を良くするために使われています。

 

AIが学習できそうですが、

コンサルタントが目で見たモノの感覚や

手で触った質感、また

その人から何かを導きだす技術というのは、

AIにはできません。

 

人が関わり、

人が感覚で理解して解決するこのジャンルは、

永遠に人がする仕事として残るでしょう。

 

ただし、あくまでも個人芸なので、

ひとりの人がいなくなることで

不可能になってしまう技術です。

 

 

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