革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

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2024.08.23

定番を元にした上品キュートなショルダーバッグ 40608

当店での定番品オーダーについては、

多少のデザイン変更を

リクエストいただくことも可能です。

ご紹介するのはそんなアプローチ。

 

元になったデザインは

「ザ・ショルダーバッグ♯1」

昔はもっと四角い形で

かっちりと作っていましたが、

その元型のラインを少し丸くして

厚みを付けるだけで、

以前の定番(ソニアという名前でした)とは

全く違うイメージになりました。

デザインおそるべし、です。

 

 

 

*A4を1/3に折ったサイズが入る大きさ。
マチの厚みがたっぷりありますから、
収納力もあります。

 

 

 

「私はオーソドキシーさんの

このラインが大好きです。ですから

フタをこの形にしていただいて、

そこにアクセントを入れてもらえませんか。」

 

今回

このようなリクエストをいただきました。

当店にはデザイナーがいますから、

そういうご希望も現実となります。

 

その場でイメージを描いて

方向性を確認してから、製作に入ります。

 

 

 

*本体から少し出るタッセルの長さは
持った時のバランスがきれいです。

 

 

 

今回お付けした飾りはタッセルです。

ちょっと珍しい付け方にしたのは、

なんと普通のタッセルの付け方では

きれいな付け方ができなかったので、

工夫した跡。

でもイメージ通りもハマりましたから、

苦闘の後には見えないと思います。

 

私たちは

一点一点のオリジナリティに対して、

厳しい目で、完成品として

納得いくまで追求していきます。

 

 

 

*後ろ面にはスマホが入れられるポケット。

 

 

 

このバッグの名前は

「ザ・ショルダーバッグ #1」

ですが、この形はバッグとして

ど定番だという認識が当店にはあります。

 

そういった認識のあるバッグには

アイテム名をそのまま付けています。

 

 

 

*ショルダーベルトは柔らかく、
無段階調節ができ、ベルトの余りが出ません。

 

 

 

最近当店でお出ししている

定番のショルダーバッグでは、

斜め掛けするものに関しては

ショルダーベルトの素材を「ルバル」

変更しています。

 

ヌメとルバルは

当店オリジナルの牛革ですが、

同じ革の作り方から派生した

テクスチャーの違う牛革ですから、

 

本体がヌメで

ショルダーストラップがルバルでも、

きれいに質感が合います。

デザイン的にとても重要なことです。

 

また両者は

同じ色展開していますから、

それも違和感を感じない理由です。

 

 

 

 

*たっぷりした収納力があります。

 

 

 

ショルダーベルトをルバルに変えると、

いったい何が良いのでしょう?

 

まず、最初から柔らかい素材ルバルだと、

初めて肩に掛けた時から

心地よいフィット感を感じていただけます。

 

そしてこの革であれば、

革の端を出さない作りをしているので、

デリケートなニットの着用時も

擦れを気にせずお持ちいただけます。

 

 

 

 

*文庫本や二つ折り財布をはじめとして、
小さめのものならたくさん入るバッグです。

 

 

 

ショルダーベルトをこの革にすることで

もっとも良いことは、

「ショルダーベルトの余り」が出ないこと。

 

斜め掛けする場合と片方肩掛けの

両方をしたい場合、

ショルダーベルトの長さには

かなりの差が出ます。

 

通常のバックル式のベルトであれば

無理な調節レンジですが、

この方式なら無段階調節ができます。

 

 

 

 

 

 

毎回このブログでお見せしているのは

出来立てのオーダー品で、

記録として残すためのお写真なので、

タッセルの動きを出して

撮ることはできませんが、

お持ちいただく時には、ここに

躍動感が出ます。

 

ご注文者に使っていただくことで、

生きたバッグになります。

 

このクエストをくださったのは、

長いお付き合いのクライアント。

「年代が変わってきましたら、

持ち物が変わってきました。

デザイナーが言ってらしたように、

普段持ちのバッグが変わる時に

なったと感じます。」

 

ふと気づくと、

こちらのクライアントに

最初にお目にかかったのは

クライアントが20代前半の時でした。

かれこれ20年近くになります。

当店製品のたくさんの

ご愛用をありがとうございます。

 

このたびのリクエストから

またひとつの、

新しいデザインが生まれました。

この共同作業に、感謝感謝です。

 

 

 

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