革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

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2024.10.21

クラッチバッグタイプのミニブリーフケース  240904

遠方からお訪ねくださったクライアント。

奥様が当店を調べてくださったそうです、

ありがとうございます。

 

「大きさがちょうど良くて

ずっと使っているのですが、

今はこういうタイプが

どこにも売ってないんですよ。」

とお見せくださったのは、

懐かしのミニブリーフケース。

 

 

 

 

 

  

 

 

 

その現物は10年ほどお使いとのことなので

何か変更したい点があるか伺いましたら、

「ああ、それはね、

これはとても硬くて使いにくいのですよ。

でも何となく使ってきました。

 

いつも、硬くてどうも…と思ってましたから、

もっと柔らかいと

中身が入れやすくなって嬉しいです。」

 

そんな話を伺いつつ拝見しますと、

中身の多さに比べて

バッグの厚みが足りないように

見えましたから、

少しだけ厚みを増すアドバイスをしました。

 

 

 

   

 

 

 

この見本バッグブランドは日本の老舗ですが、

昔の作り方で作られた鞄なので

どの面もカチカチに硬くて

仕切りもガッチリ固く融通が利かないため、

ものを入れにくそうにしてらっしゃいました。

重さもしっかりとあります。

 

ある程度の年齢になりましたら、

これを持つのは大変な作りの鞄です。

 

 

 

 

 

 

当店では、使う人の年齢や体力に合わせて

重さや質感やディテールを

変えることができますから、今回は

ご本人様がご来店くださって

聞き取りをしたことで、

とても良いご相談内容になりました。

 

でも、メールだけのやりとりでも、

さまざまな角度から質問をすることで

詳細な内容を話し合うことができますから、

安心してお問い合わせください。

 

 

 

 

 

 

今回はとてもシンプルな仕様で、

外ポケットも無く

ふた部屋に仕切った本体で、

内ポケットはファスナータイプがひとつ。

 

そのファスナーポケットには、ご愛用の

マスクがそのまま入るようになっています。

 

身近なものをポンポンと入れて

パッと持ち歩けるクラッチバッグは、

ご依頼者にとって毎日の必需品です。

これからは、使いやすい鞄を

お持ちいただくことができます。

 

 

 

  

 

 

 

先に少し書きました「昔の作り方」は

私たちにももちろんできますが、

いままでずっと、出来上がり品を

自分が使いやすいと感じるかどうか、から

どんどん当店独自の方法を

考え出して、それを実行してきましたから

 

当店の品質は当店独自のもの。

 

デザインは上品に、

使い勝手よく

使い心地に違和感を感じないよう、

ひとり一人のクライアントに合わせて

私たちだけの作り方をしています。

 

みなさまには

気持良い毎日をお過ごしいただくことを、

心より願っております。

このたびはありがとうございました。

 

 

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