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310gのショルダーバッグ 504N
遠方からお訪ねくださったご依頼者。
「どのように説明しましょう?
これくらいの少ない荷物を入れて
肩に掛けたいのですが…」
おいでになる前に
メールでご希望の革のお色を
伺っていましたから、デザイナーは
ご依頼者のご希望に近い赤の革を
2種ご用意し、お待ちしました。

「ああ、これこれ、
こういう形が欲しいんですよ。」と、
を指さしてくださいました。
「ああ、良かった。
ここから先はどう説明しようか、
今まで考えていましたから。」
このようなクライアントは
他にもいらっしゃると思います。
でも大丈夫、
いつもきちんと意思疎通ができます。
それは毎回不思議ですが、
コミュニケーションというのはまさに
「理解してもらいたい意思」と
「理解したい善意の意思」から
成り立っているのだと、
デザイナーは言っています。

驚いたことにこの定番が、
今回のクライアントの
思った通りの形だったそうです。
すてきなセレンディピティです。
「そうしましたら、
この中にモノを入れて
肩に掛けてくださいませんか。
それでショルダー紐の長さなどを
体格に合わせたいと思います。」
現物があると、話は早いです。
内ポケットを少し変える以外は、
店頭のお品の大きさや
ショルダー紐の長さもぴったりです。

お仕事でよく
東京においでになる方なので、
ピックアップ時も店頭になりました。
「お、良い感じだね。これは
良い赤です。気に入りました。」
実際に肩に掛けていただくと、
「軽いね。長さもちょうどいい。」

今回のポイントになったのは
救急車のような赤で、
という赤の革のお色でしたが、
出来上がったバッグを見て、
「フェラーリの赤じゃないですか!」
とは、バッグを見た技術者のひとり。
きっとご注文者は
車好きの人ではないかしら、
と思った一場面です。
喜んでいただけて良かったです。
このたびはありがとうございました。