実際のオーダー例
40年3,000件を超えるオーダー実績
貴方のオーダーのヒントになさってください。
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大きなガーメントケースの製作風景
当店には4人の製作者がいます。
そして大きな作業台が4台あり、
ひとりが一つの作業台を使って
担当のオーダー品を最初から最後まで
お作りしています。
しかしそれも、
急ぎの仕事だったり、
あまりに手数の多いものは
時に2人、稀なことですが
3人がかりになる必要もあります。
今回は、「大きなもの」ですから
2人がかりでミシンをかけています。
*左手にある箱はたばこの箱。
製作中のアイテムは
スーツを持ち運ぶガーメントケース。
ヨコ幅が60センチ近くあります。
この縫いで形を仕上げる
ほぼほぼ最後の場面です。
ここまで大きなものになりますと、
通常の方法で革でお作りすると
かなり重くなって
持ち運びが大変になりますが、
ご注文者のご要望は
「軽く作ってね。」です。
それはそれはいろいろなテを使って
軽くお作りしますが、
ここまで大きなものは縫いが大変です。
ひとりでは縫えない。
そこで、このお写真のように
ミシンの位置をずらし、
もう一人に支えてもらって
縫い進めていきます。
縫う方はもちろん大変ですが、
支える方にもコツが要ります。
どこの部分をどのように縫うかを
見ながら、支え方を変えていきます。
これはまだシンプルな縫いですが、
もっと複雑な縫い方だったり
もっと大きなお品になってくると、
定位置にあるミシンを
もっとたくさんずらして
どば~っ、と縫うこともあります。
店舗の隣のアトリエでは、毎日
激しい格闘が繰り広げられています。
カバンづくりの現場では
製作者の体力も鍛えられます。