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革の製作スクール 生徒作品 アクセサリーケース

革の製作スクール 生徒作品 アクセサリーケース

2024/10/27

今日は生徒作品のご紹介です。

 

16個あるカリキュラムの中で

ちょうど中間となる8個目のテーマ、

「マチのある形(内縫い)/玉縁をつくる

製作:ファスナー付き小物入れ」

の製作品です。

 

 

 

 

 

 

キュートなピンク色の革は

ご自分で選んで買ってきた革。

 

お店には生徒さんに使っていただける革も

ありますが、色に限りがありますから、

浅草界隈を歩いて

たくさんの革やさんを巡る生徒さんもいます。

その辺は自由にしていただいてます。

 

 

 

 

 

 

当店スクールは自由度の高いスクール。

自由度が高い、というのは

カリキュラム中のテーマ作品は

テーマの中であれば

好きな大きさや形で作れるからです。

 

普通のスクールは

みんなで同じものを作ります。

 

当店スクールは、

自分の作りたいものをひとりで作れるように

基礎をきっちりお教えするスクールです。

 

 

 

 

 

 

ところでこの生徒さん、このポーチは

いったい何のために作ったのでしょうか?

「アクセサリーを入れるのに

ビニールの小袋を使っているのですが、

それをまとめて入れるポーチが

欲しかったんです。」

なるほど、ぴったりその大きさです!

 

この無駄のない大きさでしたら

どこへでも

すんなりしまっておくことができます。

大成功。

 

身近な持ち物を

自分の手で作れるって

すばらしく楽しいことです。

 

 

 

キーも一緒に収納するカード入れ 240910

キーも一緒に収納するカード入れ 240910

2024/10/25

家の鍵をどのように持つか?

何度も書いていますが

悩ましい悩みのひとつと思います。

 

鍵がひとつであれば

定期入れに一緒に入れて持つ人もいれば、

小銭入れの中に入れる方もいます。

 

たくさんお持ちの方ですと、

キーケースに入れたり

キーホルダーに吊るして持ったりします。

そのキーケースの形もさまざま。

 

 

 

 

 

 

 

 

本日ご紹介するのは、

名刺入れの中に

たくさんのカードと一緒に

家の鍵を収納している方からのご依頼です。

以前当店製品をお持ちくださった方が

久しぶりにおいでくださいました。

 

現在使っているものは

10年以上使ったとのことですが、

革の表面もボロボロになっています

(びっしょり濡らしたことがあるとのこと)。

そのサイズがちょうどよい、

とのことで同じサイズでお作りしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

「これと同じサイズで」という場合、

さまざまな問題があります。

同じだから簡単じゃないですか?と

思われる方も多いかと思いますが、

 

まず大きな問題として、

長年使った革製品は正しい寸法の計測が

とても難しいこと、があります。

 

みなさまは、使った革製品は

サイズ変化がかなり大きいことを

ご存じですか?

 

そしてその変化は

一気に起こったことではなく、

長年かけて徐々に徐々に起きたことです。

少しずつ持ち物が増えていき、

「今」が最終段階の形を迎えている時。

 

それは革製だから起こる変化です。

 

みなさんの中に

実際は2センチの厚みしかないケースに

もっとたくさん入れている方が

いらっしゃるかと思います。

私たちの印象としては

そういう方は多い、と思っています。

 

革であれば、部分的に

倍の厚みのものでも入れられます。

 

それは革に可塑性があるからで、

革は

他にはない特長を持った優秀な素材です。

 

プラスチックなどの成型タイプ素材には

こういったことは起こり得ません。

 

 

 

 

 

 

 

 

また、革製品というのは

とこかに極端な規定以上の厚みを取られると、

そこに直接対応する部分の革が

伸びきれる以上の寸法を必要とされると、

他のパーツが大きさを変えていくことで

本体全体から対処してくれます。

すばらしいことです!

 

そのようなわけで、元となる製品サイズは

かなり変わってしまいます。

 

結局その革の優秀さが、

作る方法を複雑にしていきます。

 

そしてもうひとつの難しさは、

人の持つ感覚がとんでもなく鋭敏なことから、

どんなに手を尽くしても、受け取った当初は

手触りや大きさを違って感じること、です。

 

これで、なぜ

長年使ったものと同じサイズで作ることが

難しいのかを

ご理解いただけたことと思います。

 

 

 

 

 

 

 

使っている革によって伸び率も違いますし、

保ちも違います。

ですから、まったく同じものを作ることは

不可能だと思ってください。

でも私たちは

かなり近いものをお作りします。

 

私たちはまた、現品+より良いものにする

ことを目標としておりますから、

使った製品の崩れ方を拝見して

最良の解決法を見出します。

 

今回は外側の革を厚めにし

裏地を通常よりもしっかり目にする

ご提案をしました。

 

使い慣れるまで

少しお時間かかると思いますが、

長保ちすることと思います。

 

びっしょりと濡らすことをしなければ、

今回のオーダー品は20年ほど保つと

思います。長いご愛用を願っております。

この度はありがとうございました。

 

 

 

持込革の時計ベルト 240808

持込革の時計ベルト 240808

2024/10/23

時計ベルトのために

革をお持ち込みした方がいらっしゃいます。

前回もご自分のお好きな革を

お持ち込みになりました。

前はオフホワイトでしたが、

今回はブラックで、硬い斑のある革です。

その斑の部分を使いたいという

ご希望をいただきました。

 

 

 

 

 

 

いろいろな場所で柄を見ながら

パーツをお取りしています。

 

お任せなので、

どこで取るのが一番いいのか

いろいろと試して場所決めをします。

 

 

 

 

 

 

革だけで見た時は

うん、この辺りの斑が一番かな、

という感じで製作し始めたのですが、

いざ出来上がってみますと

とてもステキです。

 

「こんなにステキになっちゃった!

予想したよりもずっといいね。」

デザイナーも出来上がりに満足しています。

 

 

 

 

 

 

本体サイズに合わせて

ぷっくりと厚みを付けたベルトなので、

質感も充分に似合います。

 

 

 

 

 

 

サイズは、前回のオフホワイトと同じで

お作りしたわけですが、

オリジナルでついていたベルトは

真ん中の長いベルト。

 

フルオーダーメイドでは

持ち主の手首サイズに合わせて

お作りできますから、

気持ち良いフィット感となります。

このたびもありがとうございました。

 

 

クラッチバッグタイプのミニブリーフケース  240904

クラッチバッグタイプのミニブリーフケース  240904

2024/10/21

遠方からお訪ねくださったクライアント。

奥様が当店を調べてくださったそうです、

ありがとうございます。

 

「大きさがちょうど良くて

ずっと使っているのですが、

今はこういうタイプが

どこにも売ってないんですよ。」

とお見せくださったのは、

懐かしのミニブリーフケース。

 

 

 

 

 

  

 

 

 

その現物は10年ほどお使いとのことなので

何か変更したい点があるか伺いましたら、

「ああ、それはね、

これはとても硬くて使いにくいのですよ。

でも何となく使ってきました。

 

いつも、硬くてどうも…と思ってましたから、

もっと柔らかいと

中身が入れやすくなって嬉しいです。」

 

そんな話を伺いつつ拝見しますと、

中身の多さに比べて

バッグの厚みが足りないように

見えましたから、

少しだけ厚みを増すアドバイスをしました。

 

 

 

   

 

 

 

この見本バッグブランドは日本の老舗ですが、

昔の作り方で作られた鞄なので

どの面もカチカチに硬くて

仕切りもガッチリ固く融通が利かないため、

ものを入れにくそうにしてらっしゃいました。

重さもしっかりとあります。

 

ある程度の年齢になりましたら、

これを持つのは大変な作りの鞄です。

 

 

 

 

 

 

当店では、使う人の年齢や体力に合わせて

重さや質感やディテールを

変えることができますから、今回は

ご本人様がご来店くださって

聞き取りをしたことで、

とても良いご相談内容になりました。

 

でも、メールだけのやりとりでも、

さまざまな角度から質問をすることで

詳細な内容を話し合うことができますから、

安心してお問い合わせください。

 

 

 

 

 

 

今回はとてもシンプルな仕様で、

外ポケットも無く

ふた部屋に仕切った本体で、

内ポケットはファスナータイプがひとつ。

 

そのファスナーポケットには、ご愛用の

マスクがそのまま入るようになっています。

 

身近なものをポンポンと入れて

パッと持ち歩けるクラッチバッグは、

ご依頼者にとって毎日の必需品です。

これからは、使いやすい鞄を

お持ちいただくことができます。

 

 

 

  

 

 

 

先に少し書きました「昔の作り方」は

私たちにももちろんできますが、

いままでずっと、出来上がり品を

自分が使いやすいと感じるかどうか、から

どんどん当店独自の方法を

考え出して、それを実行してきましたから

 

当店の品質は当店独自のもの。

 

デザインは上品に、

使い勝手よく

使い心地に違和感を感じないよう、

ひとり一人のクライアントに合わせて

私たちだけの作り方をしています。

 

みなさまには

気持良い毎日をお過ごしいただくことを、

心より願っております。

このたびはありがとうございました。

 

 

プレゼント用、200万円入る長財布とフラグメントケース(カード&小銭入れ) 240810

プレゼント用、200万円入る長財布とフラグメントケース(カード&小銭入れ) 240810

2024/10/19

誰でも

大切な方にプレゼントを差し上げる時

何にしようか、

たくさん考えると思います。

 

今回のクライアントは

「お財布がだいぶ古くなっていることに

気づいたので、どんなものを持っているか

よく見てみました。」

と、相手の方がお持ちの財布をよく見て

どのように使っていらっしゃるか、まで

お話しくださいました。

完璧な観察です。

 

 

 

 

 

 

そしてご注文くださったお品は、

ご注文者が気づいたこととの、合わせ技。

 

最初のお写真でお分かりのように、

長財布と

その中に入れることのできるカード入れに

なさいました。

 

カード入れには小銭入れもついていますし、

ちょっとしたメモを入れることもできます。

 

 

 

 

 

 

長財布には200万円入ります。

同時に付属のフラグメントケースも

入れることができます。

 

ちなみに

このフラグメントケースという名称は

私たちもつい最近知ったのですが、

断片→一部を収納する、ということでしょうか?

 

キャッシュレスの方に役立つ

とのことで売り出されていて、

最近ではどのブランドでも

売り筋になっているようです。

 

 

 

  

 

 

 

これまでに、札100枚が入る財布は

いくつかお作りしましたが、

200枚となりますと数えるほどで、

そういう意味でも

巷にはまずないアイテムのひとつ。

 

なるほどこのような長財布でしたら、

単独で持つこともできる

フラグメントケースは、

役立つアイテムになると思います。

 

 

 

 

 

 

今回のフラグメントケースは

長財布の中に

完璧に収まるサイズ。

 

市販では、このケースの長さには

短・長と数種類のサイズがあるそうですが、

ご依頼者が、お相手の方が

現在使っているものをお知らせくださったため

それに準じたサイズでお作りしています。

下にケースの詳細をご紹介します。

 

 

 

  

*表にはカード4枚、
裏面には名刺サイズが入ります。

 

 

 

*小銭やキーはこのファスナーの中に。

 

 

 

 

*ケース全体の厚みはかなり薄いです。
ですから長財布に入れてもあまり影響ありません。

 

 

 

今回は上記セットでお作りしましたが、

ご説明がとても明確で

すばらしいクライアントでした。

何より「良いものをプレゼントしたい」

というお気持ちが強く伝わってきました。

だからこその細かい観察です。

 

当店にご依頼くださる方は

期待する気持ちを持って

ご来店くださいます。

 

それは

「あの方へのプレゼントを

良いものにしたい。」

というお気持ちにあふれているからです。

今回も「期待以上です。」と

喜んでいただきました。

 

相手の方には、驚きと同時に

喜びが訪れますよう、願っております。

このたびはありがとうございました。

 

 

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