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小さな、うつくしいゾウ革のお知らせ

小さな、うつくしいゾウ革のお知らせ

2025/10/05

 

うつくしいゾウ革が

少しだけあります。
ダークワインとブラックです。

 

お写真では

お色や斑柄がきれいに出ないため
この程度にしか見えませんが

実物は誰もが一目で恋に落ちる革。

 

 

 

 

 

ゾウ革のダークワインは

初めて見ました。

シックですが華やかさがある。

 

長財布やA5手帳カバー

(ギリギリかな?)

そんなサイズです。
もちろんジーヴズは作れます。

 

 

 

 

 

さてこちらは、デザイナーが

久々欲しい!と思ったブラック。

それだけのことがある美しさ。

斑柄も深く、

久々のクリーンヒットです。

サイズはダークワインと同じくらい。

 

ご興味ある方は

どうぞご来店ください。

遠方の方は

デザイナーの審美眼を信用して

飛び込んでみてください。

 

 

 

宇宙のようなリネアペッレレザーのポーチ&ハンドバッグ50804

宇宙のようなリネアペッレレザーのポーチ&ハンドバッグ50804

2025/10/04

 

デザイナーはクリムトを想起し、

製作者は宇宙を感じる

このすばらしい革は、

今年のリネアペッレの逸品です。

 

さてこれをどのようなお品にするか、

お似合いになりそうな方々に

お見せしました。

今日はそのオーダー品をご紹介します。

*パーツ取り場面は、こちら

 

 

 

*このポーチには持ち手があります。

 

 

こうしてお写真を見ますと

まさに宇宙的なうつくしさを持つ

この革は、様々なお色が混じり、

その上にクロコダイルの型押しが

施されている複雑な革です。

いったいどうやって作ったのか…

相変わらず謎のイタリアンレザー。

 

 

 

 

 

この複雑な作り方をしている革は

当然お仕立ても難しく、

この革質を見てしまうと、

製作にトライする果敢な会社は

かなり少ないでしょう。

 

そんな革が多いですから、

リネアペッレの革製品は、日本では

なかなか製作されていません。

 

 

 

*底から出ているベルトの
ホックを外すと持ち手が出ます。

 

 

 

*持ち手は
きれいな形のハンドルになります。

 

 

今回ご依頼いただいたのは

定番「スィーベル」のサイズ変更品。

 

持ち物の大きさや量に合わせて

サイズを変えるのは、

当店オーダーに慣れている方なら

当たり前のように

ご指定くださる内容です。

 

またこの方のように

中身をお持ちくださりましたら、

こちらでサイズをご提案します。

 

 

 

*今回はゆったりサイズ。

 

 

ご注文者は海外に行くこともあり、

急なパーティなどもあって

「このポーチは、ハンドバッグとして

持つこともできるから便利です。」

とおっしゃってくださります。

 

定番製品であっても

まったく違うイメージの革で

オーダーいただきますと、

雰囲気はガラッと変わります。

 

定番革にこだわらず、

違ったイメージでご注文いただくのは

すてきなオーダー方法。

 

 

 

 

 

「すばらしいバッグです!
今までたくさん頼んで、いつも

出来上がった製品からすると

価格がお安いと思うのですが、

今回のは一番そう思います!

 

だって、こんな細かいところまで

気を使って、

こんなにクォリティの高いものに

してくれるんですから。

 

世界で一点だけですし、

こんな製品、どこにもないですよ!」

 

ありがとうございます。

何より嬉しい誉め言葉です。

 

最後に、

お作りしたデコルテバッグに入れた

このバッグをお見せします。

これがこのバッグ本来の目的で、

バッグインバッグとしての姿です。

 

 

 

*左内側に

ファスナーを閉めた状態で。

 

 

*こちらはバッグの中で
ファスナーを開いて収納。

 

使い方はその人次第、

ということがよくわかります。

 

 

大きなガーメントケースの製作風景

大きなガーメントケースの製作風景

2025/10/03

 

当店には4人の製作者がいます。

そして大きな作業台が4台あり、

ひとりが一つの作業台を使って

担当のオーダー品を最初から最後まで

お作りしています。

 

しかしそれも、

急ぎの仕事だったり、

あまりに手数の多いものは

時に2人、稀なことですが

3人がかりになる必要もあります。

 

今回は、「大きなもの」ですから

2人がかりでミシンをかけています。

 

 

 

*左手にある箱はたばこの箱。

 

 

製作中のアイテムは

スーツを持ち運ぶガーメントケース。

ヨコ幅が60センチ近くあります。

この縫いで形を仕上げる

ほぼほぼ最後の場面です。

 

ここまで大きなものになりますと、

通常の方法で革でお作りすると

かなり重くなって

持ち運びが大変になりますが、

ご注文者のご要望は

「軽く作ってね。」です。

 

 

 

 

 

それはそれはいろいろなテを使って

軽くお作りしますが、

ここまで大きなものは縫いが大変です。

 

ひとりでは縫えない。

そこで、このお写真のように

ミシンの位置をずらし、

もう一人に支えてもらって

縫い進めていきます。

 

縫う方はもちろん大変ですが、

支える方にもコツが要ります。

どこの部分をどのように縫うかを

見ながら、支え方を変えていきます。

 

 

 

 

 

これはまだシンプルな縫いですが、

もっと複雑な縫い方だったり

もっと大きなお品になってくると、

定位置にあるミシンを

もっとたくさんずらして

どば~っ、と縫うこともあります。

 

店舗の隣のアトリエでは、毎日

激しい格闘が繰り広げられています。

 

カバンづくりの現場では

製作者の体力も鍛えられます。

 

 

 

ゴールドクロコダイルの小銭入れ 50803

ゴールドクロコダイルの小銭入れ 50803

2025/10/02

 

以前お持ち込み革で作った

ゴールドクロコダイルの残り革

小銭入れをお作りしました。

 

これでお揃いの革の3点セットです。

お使いになる時、楽しそうです。

 

 

 

 

 

キャッシュレス推進になってから

お財布の売り上げが減った

市販品ブランドもあるようですが、

 

当店フルオーダーメイドとなりますと

個々人の使い方次第のお品なので、

複雑なお財布のご注文は

減っている感じがしません。

 

ここへ来て気づくのは

アプローチするアイテムの変化で、

小銭入れというアイテムをどうやって

カードや札も入れられるようにするか

という考え方が

増えたかもしれません。

 

 

 

 

 

今回はすでに使ってらっしゃる

小銭入れと同じ仕様で作りました。

 

頭の中で考えたお品も良いですが、

いざ使ってどう出るか

ということを考えますと、

 

フルオーダーメイドでは、

すでに使ったものの

気に入らない点を改造すれば

間違いなく、使い勝手も合った

ベター製品になります。

 

 

 

 

 

作る側としては

こうした箱型小銭入れですと、

内側のフタの方に

内ポケットを

付けることができますから、

鍵などを入れることができます。

お守りを入れる方も

いらっしゃることでしょう。

 

 

 

 

 

このようにきれいな色革については、

コバの色をどうするか

毎回毎回が悩ましい問題です。

 

どのオーダー品に対しても

何種類も試してから決めます。

 

今回の小銭入れを例にとりますと、

3種類の革を使っていますから、

このコバには

3種類の革が重なっています。

 

しかも、単にその3種類の革が

重なるだけでなく、

そのパーツが場所によって

2枚、3枚…とさらに合わさって

縫われているわけですから、

問題は複雑になります。

 

どの革も1枚1枚は薄いのですが、

3種の革質の違い(特徴)は

断面にもきっちり出ます。

これが大きな問題になる所以で、

違ったコバ処理を必要とする革が

集まった断面、に対して

どんな方法を採るか、悩む訳です。

 

 

 

 

 

処理の方法はいくつもありますが、

どれが良いかは

試さないことにはわかりません。

いくつ試しても、そのオーダー品を

ステキにしようと思うと、

さらに新しい方法を考えます。

 

今回はイエロー基調で

3種の革色を揃えられましたし、

革の鞣し方も同じタイプでしたから、

まだ悩みは少ない方でした。

 

ご注文者は、お受け取り時

パッとひと目ご覧になって

気に入ってくださったので、

安心しました。

こちらもありがとうございました。

 

 

 

ぴったりサイズのお気に入りペン用ペンケース 50806

ぴったりサイズのお気に入りペン用ペンケース 50806

2025/09/30

 

「ほんとにぴったりサイズですね!

奥まで入れるのはしばらく待って、

慣れてきたら入れるようにします。」

 

ぴったりサイズのペンケースを

ご希望いただき、

受け取りにおいでくださったご

注文者のお言葉です。

 

あまりにぴったりなので、
奥まで入れてしまうと最初のうちは

出し入れが大変だからです。

 

 

 

 

 

以前からのお客様ですから

革のことをわかっていらっしゃり、

使っていくと

ちょうど良いゆとりになることを

経験的にご存じです。

それでこんなお言葉が出てきます。

ありがたいことです。

 

 

 

 

 

昔は、こういうサイズでお作りすると、

人によって「きつくて使いにくい。」

とおっしゃる方もいらっしゃいました。

でも今は

ほとんどそういうことがありません。

 

だんだんと

当店レザーの触り心地良いところと

革を育てる楽しさが、

行きわたってきたことを実感します。

嬉しいことです。

 

 

 

 

 

ご注文者のこのペンの場合、

真ん中が一番太くなっていますから、

そこがケースの中でどう出るか

考えたうえで、サイズ決めをします。

 

アトリエが隣接していることで、

ご相談時に少しお待ちいただけば

ざっくりしたケースの型紙を

作ることができます。

ですから、お気に入りのペンを

お借りする必要もなく、

ご依頼者も出来上がりまで

普段通り日常を過ごせます。

 

いくつものお品のご愛用を

ありがとうございます。

 

少し頑張ってお使いいただき、

気持ち良いケースになるのを

お待ちください!

このたびもありがとうございました。

 

 

 

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