実際のオーダー例
40年3,000件を超えるオーダー実績
貴方のオーダーのヒントになさってください。
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ご来店できない方でも オーダーメイド いただけます!
2013/09/12
先日、男性のお客様から お電話をいただきました。
「札入れを注文したいんだけど、
ジッパーが一周回ってて、ぐるっと開くタイプの財布は、作れますか?
遠くに住んでるんで、お店までは出掛けられないんです・・・」
だいじょぶですよ、ということで、そのまま 少し聞き取りしましたら、
わりと シンプルなタイプの ファスナー式長財布。
5分ほどで、
お客様の欲しい仕様も理解できたことを お伝えしましたら、
「じつは、他にも2~3件 同じように 電話で尋ねてみたんですよ。
ところが、一軒は、お財布の厚みが 最低でも3センチになると・・・
それじゃちょっと 厚すぎて 使う気になれないでしょ、
それに もう一軒は、
クロコダイルを使うということで XX 円 と言われたんですが、
わざわざ そんな高価な革を使ってもらって、
そういうお値段を払う気もないですし・・・」 とのこと。 そこで、
「厚みに関しては、
うちの定番ファスナー長財布のお写真をご覧いただけませんか?
うちでは、なるべくデリケートに、薄く 軽くお作りしてますから、
今回の仕様ですと、2センチで 充分 収まりますよ。
内側に 革を使いますから、 丈夫ですし。
お値段は、XX 円 くらいになります。」
「なるほど。。 もう少し お値段を抑えることはできませんか?」
「気持ちよく お使いいただけくためには、
適度なゆとりを取って、 使いやすくなる作りを追求していきます。
その実験と、 微妙な製作方法に 一番お値段がかかりますから、
抑える、というようなことは できないのですが・・・」
「わかりました。 では、仕様のスケッチ画を送ってください。
でも、おもしろいもんですね、 こうして何件も問い合わせると・・・
正直、
自分の言ってることを ちゃんとわかってもらえた、と感じたお店は、
他には ありませんでした。
楽しみにしてます!」
お電話で こんなやりとりもあれば、
メールを使って 質問攻め、 スケッチ画送り、という手もあり。
当店には、一度もお目にかかっていない、
リピーターのお客様も たくさんいらっしゃいます。
一回 直接お電話でお話しすることによって、
伝わってくる空気で、
どんな お客様なのかを 理解することができます。
じつは この 誰にも真似できない 感覚が、
オーソドキシーの 究極兵器 なのです(笑)!
A4レポートサイズのバインダー
2013/09/10
フルオーダーメイドで、すばらしいバインダーをお作りしました。
ワインカラーが印象的な オーダー品です。
「いままで使っていた バインダーが そろそろダメになるので、
満足のいく ひと品を オーダーしたいと思いました。」
いままでお使いになっている バインダーを拝見して、
どこの 使い勝手に 満足がいかないのか、
聞き取りして、少しずつ改変していきました。
「ノートパッドは 大きさが若干違う 2種類を使います。
また、iPad mini を、左側のポケットに入れたい。」
とても好奇心の強いお客様でしたので、
外側のパーツを、
一枚革で お作りすることの 意味についてお話しましたら、
量産品の革の使い方と
当店のフルオーダーメイドの革の使い方の違いをご理解してくださり、
おもしろく感じてくださったご様子。
フルオーダーメイドが どうして高価になるのかは、
まず、 お客様ひとりひとりのご注文に応じて、
たったひとつしか作らないこと、という理由は もちろん一番です。
それは たった一点のオーダー品に対して、
ひとりの職人が、出来上がるまで責任を持って作り続け、
使いやすいよう そのオーダー品に合わせて、
それぞれ工夫を加えたものに 仕上げるからなのですが、
材料の吟味には それ以上に 気を遣っています。
量産品の 材料に対する基本の考え方は、
一枚の革から どれほど たくさんのパーツを取るか、ですが、
当店のパーツの取り方は、
いかに 革の質感をちゃんと出すか、 革の良さを出すか、
この2点が 基本のポイントです。
革の良さを出すには、
なるべく 切ったり貼ったり、と 継ぎをしない事。
品質の安っぽい革ですと、 一枚革で パーツを取ったりしたら
とてもじゃないですが、間が持ちません。
そこで 登場するのが、革の目利き、です。
当店のデザイナーは、
革の名前や、製造した工場の名前に 興味はありません
(じっさい、知らないようです・・・笑)。
しかし、毎日毎日 たくさんの年数 革を見続けたことで、
品質や その革を作った意味まで すぐに見抜いてしまいます。
ほんものを 提供する 幸せと誇りは、
長い時間をかけて、やっと味わえる最高の気持ちです。
フルオーダーメイドのお財布
2013/09/03
お財布にもバッグにも さまざまな形があります。
しかしじつは、それらにはすべて基本形があり、
工夫した結果、思わぬ形に発展して行くのです。
ですから そのバリエーションは、作った人の数だけ出て来ます。
本日のお財布も、しかり。
似た形はいろいろ見ましたが、こういうアプローチは、はじめて!
フルオーダーメイドでは、毎回 初めて作るものばかりです。
「やっと、ほんとにオーダーメイドをしてくれるお店を見つけました!
このお財布は 10年以上使っているんですが、
もう、このメーカーでは作ってないんです。
それで仕方なく 他のタイプに変えたんですが、
もう毎日が ストレスで・・・
だから、同じものを作っていただきたいんです。」
また、「新しく作るなら なにか飾りを入れたいです。」 とのリクエストで、
ハートマークをお入れしましたが、
ハートマークにも、たくさんの種類がありますから、
形や入れる場所など、細かくご相談を承り、
依頼者のイメージを、なるべく忠実に再現しました。
使った素材は、見本よりも少し堅めの、当店タシの革。
作りたては ちょっとぷくぷくしてますが、
半年ほど使っていただけば、しんなり、適度な柔らかさに育って
見本品と同じような、
でも、もう少ししっかりした使い心地になっていきます。
フルオーダーをお受けするときに大事なのは、
先にお書きした 「基本形」を見抜くこと、 と
このように、使う素材の特性を 完璧に把握していること、
とのふたつが 大きな要素です。
さて このお財布、変わっているところは
カード入れの付き方。
最初は、どうしてこんな風になったのかと思いましたが、
使うシミュレーションをしてみて、納得の位置と付け方です。
このお財布を考えた人が、
どのようにお金やカードを扱うつもりだったのか、手に取るようにわかります。
どんなお品にも、目指す完成形があって、
手に取った製品の目指す意味を見つけることは、
デザイナーにとっては、とても興味深く、おもしろいこと。
新しくものを作る、ということは、
作る人が、そのアイテムをどのように捉え、
どのように使うことを考えているか、ということです。
作る人の数だけ さまざまな答えがあります。
しかし、それでもまだ、
自分に合った使い方のものを 見つけることが出来ない人は、
驚くほどたくさんいます。
量産品は、あくまで ひとつの見本。
自分の使い方がそれに合ったら、とてもラッキーです。
しかし、もし合わないなら・・・我慢することはありません!
フルオーダーをお考えいただくと、膨大な時間の節約になります。
また、長く使うことで、新品の時よりもかっこよく 持つことができます。
なにより、毎日が快適。
いま、一番ホットな もの選びの選択肢は、フルオーダーメイドです。
レディスハンドバッグ 「トラペゾイド」
2013/08/31
このたび、復刻いたしました。
ご覧いただいておわかりのとおり、
このバッグ、何も飾りを付けていません。もちろん金具も無し。
名前の由来は、その名のとおり形にあり、
美しい革の表情をふんだんに見せて、質感を 大切にしています。
クラシックなようでいて、シャープなラインのバッグは、
合わせる服装によってどんどん表情が変わります。
このバッグ、人によっては、弔辞の時にもお使いになるとのこと。
確かに、袱紗も入りますし、お返しのお茶の箱なども入ります。
小さそうに見えて、なんとも重宝なバッグ。
これも昔からの定番ですが、
じつは、何度か形を変えています。
当店の定番品はすべて、完成度を高めるために、
デザイナーが使ってから、最終形を決めています。
そのうえさらに、時代に合わせた改変も、つねに行っています。
ですから、初代をお持ちの方のものとは、
この最終案は、かなり違う感じです。
そういう細かい気遣いなくして、ロングセラーはあり得ません。
その細かい気遣いは、
日々、お客様と接するやりとりの中から産まれ、
こうして、昔からのものにも、受け継がれて行きます。
だからこそ、長く使っていただける定番に成長するのですが、
当店定番の良さは、
お求めになってくださった方々が、
さらに他のお品をお求めくださることで、しっかりと証明されています。
新しく考える「マイ・デザイン」もいいですが、
経験を通して産まれた定番も、良くご覧になってみてくださいね。
きっと、あらあら~、と 気になるお品もあると思います。
たっぷり入るトートバッグのフルオーダー品
2013/08/29
「バッグの形に、とくに希望はありません。
とにかく使いやすい形にしていただけませんか?」
ひさびさに出た、難しいご依頼。
バッグの形は何でも構わない・・・
多くの選択肢が、頭の中を駆け巡ります。
聞き取りをしてみますと、まず、
いまの荷物量を入れられるバッグがなかなかない、とのこと。
「いま使っているバッグは、使いやすいから、というよりは
これなら荷物が全部入るから、という理由で使っています。」
前もってご連絡しておいたので、
とりあえず一番出番の多いバッグをお持ち込みいただいて、
使っている状況をお尋ねし、
ご不満や、こうあったらいいなあ、というご希望をまとめました。
その結果、
バッグの中で、荷物がぐちゃぐちゃにならない方がいい、
という、言葉にならなかったご希望も出て、全体の形が決まりました。
かなりたくさんの荷物が入るので、無駄なくたくさん入るよう、
ラインのあまり丸くないトートバッグにしました。
重い荷物ですから、肩から下げられるよう、持ち手も長くし、
長さは、お客様の使い勝手のいい長さにお作りしました。
マチ部分にお付けしたふたつのポケットには、携帯電話が入ります。
片側の外ポケットには、さっと出せるよう、カード入れを取り付けました。
ここに、よく使うカードを入れることで、
出し入れもさることながら、
お持ちだった厚いお財布も、多少は薄くすることができるでしょう。
もうひとつ、大切な書類を入れるスペースもあり、
留めベルトは、楽にマグネットの取り外しができるような工夫もしています。
ペットボトルのホルダーもふたつお付けしましたが、
使わないときには、くしゃっとたためるようにしました。
ご依頼をお受けますと、デザイナーは、
自分では使うことのないアイデアを、
頭の中の引き出しから、ぽろぽろ、ぽろぽろと出して来ます。
たくさんの経験と合理的な考え方を使って、
お客様の、あらゆる種類のご依頼にお応えします。
困った時には、オーソドキシーをお訪ねくださいね。
当店はそんなお店ですが、
今日は、感覚を使って、新作をお届します。




















