実際のオーダー例
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ipadケース、「mono」完成です。
2010/06/17いよいよ最終段階が終わり、「完成」というときのわくわく感は、ものづくりに携わっている人間に許された醍醐味のひとつではないでしょうか。
そうして、そっとiPadを手に取り、刀を鞘へ収めるような感覚があることを確かめながら、ケースへ収める。 ちょうどいい、きつさとゆとりの狭間。
iPadケースを作るに当たって難しいところは、まず、フラットな画面の4辺に、どうやって気持ちよく革を沿わすのか、という課題があること。
それから、底面の曲線部分からなる寸法差を、ケースの中でどのように解消させて行くか、ということも大きいでしょうか。
でも、ほんとうに肝心なことは、マシンの入れぐあいが、狭くもなく甘くもなく出来上がっていること、そして、ケースに収めるときの感触が、高級車のドアを閉めるときのようなイメージになること、だと思います。
いまは、安くてそこそこ良いものがある世の中。 でも、そこそこであれば、とくに欲しくはないほど、たくさんものがあふれています。
昔からの作り方をしたベア・スキン・レザーを、もっとも新しい世界の道具に着せて、どれだけ長くの時をその道具と一緒に過ごすか。 なにかひとつのものに対して、愛着を持って使うことの楽しさを感じていただけたら、嬉しいことです。
このケースが完成したので、いよいよもうひとつ、これこそが欲しいと思っている、ipadケースを作ります。 同時進行で進めていたのですが、いかに本体を気持ちよく収めることが難しいか・・・
オーソドキシー製 「ipad用ケース」 ダミー2号機
2010/06/13
ipadを使い始めて、半月くらい経ちます。
つるっとしていて、引っかかりが無く、まず最初に思ったのは 「落としそう・・・(^^;)」 ということ。 使ってみるとおもしろいので、ひさびさにケースが必要なこのマシンに、愛着が湧いてきました。。。
女性のわたくしにとっては、正直ちょっと重めなので、片手で持って使うことはまずない、というのが自分としての使い方です。 そして、家のPCをこれに替えてしまおうかな、という位置づけ。小さくて、新聞のようにテーブルに置けますし、ネットでの調べ物とメールの確認であれば、これで充分な感じがします。
そこで、本日は、出来上がったばかりのipadケース・ダミー2号機、をご紹介します。 手に持った時、すごく軽い、と思います。重さは約90グラム。 90グラムというと、宅配便の一番小さいサイズの袋3枚分に満たない重さです (いま計りましたら、某Jエクスプレスの袋で、@32グラムでした)。
当店定番の超整理手帳カバーと同じくらいの重さなのですが、ぱっと見の大きさが大きいので、もっと軽く感じます。
また、最初は、手でホールドするためのベルトのようなものを付けた方がいいかしらと、すっごく出来の良いギミックを考え出したのですが、ベア・スキン・レザーで作りますと、ベルトなしでも、なんと、すべらない!!(驚き)。
それで、泣く泣くそのギミックをギブアップし、さらに軽くなった、という経緯もあり。。。
でもあのギミック、世間に出したい、気はします。。。それはさておき、
今回は、「本体を落とさないように」ケースを作りたいと思って作り始めたのですが、さすがipad用、落とし穴多数あり。
大昔から、ThinkPadのケースやpalmのケースをたくさん作って来た、という経験がありますから、少しは楽に作ることができるかな、と想像したのですが、そうはいきません。
apple社製品は、いままでのものは、「薄い・角に丸みがある・その丸みのカーブが、場所によって違う・つるっとして引っかかりがないうえ・コネクター部分の穴の位置が、本体の端からぎりぎりのところにある・etc.」 という諸条件が重なり、ほとんどケースは無用、の感がありました。
でも今回のは、最初に、何とかできるほど大きい!素晴らしい!だってケースが必要な製品だもの、という印象です。
***以下略***
そうして、数々の試練を乗り越えて出来上がったのが、このダミー2号機です。
みなさまにお目にかける日は近いと思いますが、まずは自分で使って納得出来るかどうか。。。
次なるご報告に、どうぞご期待ください。
どこにも売っていないカードケース
2010/06/13これ以上ないシンプルなカードケースをご紹介します。
「カードが5枚入ればいいんです。フタも何もなくて、さっくりと入るだけのケース。ずっと探しているんですが、結局見つからなくて・・・」とおいでになったお客さま。
「いまの仕事を続けて30年になる父に、それを記念して何かプレゼントしたくて、何が良いかと考えていました。そうしたら、父が、現在自分の使っているカード入れと同じものをずっと探していることに気付いたのです。だけど、ものすごくシンプルなので、かえって見つけられないようです。」
ご注文をお受けする時間が、こんなに短くてすむことも滅多にありませんが、とにかくシンプルのひと言。
これだけさっぱりしたデザインですと、やはり素材の革がものをいいます。
ベア・スキン・レザーを使って、丁寧に美しく仕上げました。
表地は黒ですが、ウラ地はルバルのワインにして、カードの出し入れ時、ちょっと楽しくなるようにご提案しました。
「わあ~、こんなのが欲しかったんです。これです。ネームもさりげなく、ひょっとすると何かのロゴのように見えるので、いい感じですね。
軽くてすっきりしているので、きっと驚くでしょう。」
手触りもふっくりとしていて、お使いいただけばもっとツヤが出ますから、きっと手放せなくなると思います。
お父さまのすてきな笑顔を想像しますと、お渡しいただくのがとても楽しみです。
ありがとうございます。
定番バッグのサイズ替え
2010/06/10
定番のサイズを変えてお作りするオーダー、というのもしばしばあります。このベージュのラティーゴが、そのいい例。
高さと横幅を、マイサイズに変えていただくだけで、使いやすさがアップするだけでなく、見た目にも個性的な、自分だけのバッグになります。
もちろんデティールも大切ですが、大きさは、ある意味では一番のかなめ。
華奢な人にとっては、ちょっと大きいだけで、使わなくなることもあるようです。
ちなみに、お写真中・左側、ダークブラウンのラティーゴは、定番の小サイズに当たります。
バッグのイメージはかなり違いますね。
こちらのお客さまには、全身のお写真を撮らせていただきました。体格に対して、バランスのいい大きさになっています。もちろん持ち物すべてが入らなくてはなりませんが、入ったうえで、こうしてバランスが取れるのは、一番良いことです。
いまごろ、素敵な笑顔でお持ちくださっていることと思います。ありがとうございます。
ヴォルテッラについての発見!
2010/06/05今日は、先日お求めいただいたお客さまからいただいた、ヴォルテッラについてのご感想をご紹介します。
デザインをしているときには、まったく考えもしなかった効果があることをお教えいただいた、とても興味深いご感想です。
「こんばんは。ヴォルテッラとポム・ド・パスモ、どうもありがとうございます!ルバルかっこいいです!
友人のマイティポシェとヴォルテッラを、ルバル仲間でしょっちゅう見せ合って、撫でまわすとツヤが出るんだねーとか、とか、大きいと革の見ごたえがあるね、とか、ガチガチではないけど、しっかりしてるね!と良さを言い合ってます。
更に、ヴォルテッラはもっといっぱい入るねとか、サクポケは堪えられなく良いよ~とか、
そのうちバック抱えて眠っちゃうよとか、キャーキャーと喜び合っています。
ヴォルテッラを斜めがけして、ジッパーあたりが腰にあると、
カーブのおかげか ウエストがほっそり見えるという 予想外の喜びまでありました!
ヴォルテッラは、バッグを持っている というより、大きいポケットを身につけているようです。
大好きなマイプレジャーも、大きな化粧ポーチも、薬ケースも携帯も鍵入れもスッポリ入って
両手で出し入れできるのに、渡されたパンフレットやチケットが外ポケットにサクサク入ります。
旅先でドキドキしがちなのが、ヴォルテッラのおかげでスムーズに行動できて、とっても助かりました。」
ほんとに嬉しいレポートです。
バッグのラインのせいでほっそり見える、なんてかなり驚きました。
また、抱えて眠ってもらえるなんて、幸せものたちです。これからも、よろしくお願いいたします。
















