実際のオーダー例
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懐中時計のケース
2010/06/02
本日は、懐中時計ケースのご紹介です。クラシカルな器械アイテムには、とても革のケースが似合います。
「オリジナルのケースと一緒に入手した懐中時計にケースを付けたくて伺いました。
「時計本体にキズが付かないよう、それでいて、背広の内ポケットの中で嵩張らないようなケースが欲しいです。それには、なるべく薄く、コンパクトなものが良いので、可能かどうかはわかりませんが、イメージをお話しします。」
ということで、そのイメージからいくつかのアイデアをお出しし、その場でダミーをお作りしたうえで、現実的な解決を話し合い、実現させた、珍しいまとめ方のケースになりました。
この懐中時計ケース、革の特徴を使って作られたもので、一切の留めがありません。 どうすればフタが閉まるのかというと、何のことはない、 クセが付くまで使っていただければ、しっとりとした革が自然に閉じていく、という考え方です。。。
もちろんケースに入れたまま竜頭が回せますので、ねじを巻くときに出したり入れたりの面倒もないうえ、 時計と同じ厚みで出来上がっていますから、ポケット周りもすっきりと感じていただくことが出来ます。
仕立ての良いスーツに、きれいに収まる懐中時計を拝見しておりますと、いったい今は何時代なのかしら??と不思議な、楽しい気分になって来ます。
ご注文ありがとうございます。
10年経過のショルダーバッグ
2010/05/30
10年前にお作りした、男性用ショルダーバッグ。
当時ご結婚する女性の方から男性への贈り物としてご注文をお受けしました。
「ショルダー部分の縫い糸が切れたので、直していただけますか?
それから、全体のメンテナンスも、何か必要であればお願いします。
「4~5年しか経っていないと思っていたのですが、気付いたらもう10年になっていました。ほぼ毎日使ってくれています。」とのこと。
美しいテリになって、ウラ地の革もまだまだ破れそうにありません。これからまた、ご結婚以来の時を、ご夫妻と一緒に歩んでくれることと思います。大切にお使いくださって、ありがとうございます。
長財布「マイプレジャー」 第2弾
2010/05/28
前回ご紹介した、マイプレジャーの変型を、もう一点ご紹介します。
カード入れの枚数と、カードを入れる場所をカスタマイズしたものです。
お写真のとおり、とてもうまく配置されておりますので、すっきりと、それぞれのカードが収まるように出来上がりました。
「今回は、いよいよ、長く、大切に使うお財布が欲しくて、こちらへ来ました。
以前、プレゼント用で頼んだことはあるのですが、その時、自分の財布として、どういうものが良いのかがわかったら、
今度は自分のために頼みたいと思っていました。
だから、自分の名前にちなんだマークを入れてもらおうと、それを印刷したものをお見せして、入れてもらいました。理想の財布にマークが入って、さらに愛着が湧きそう・・・」
と、とても嬉しいコメントをいただきました。
今回のマークは、職人が、電気ペンで手描きでお入れしています。
出来上がってから、場所のバランスを見てお入れしますので、万一ヘタを打ったら、それで作り直しになってしまいます・・・
まさに、命運を分ける最後の仕上げ。。。
それだけに、お客さまに喜んでいただけると、もう天にも昇る気持ちになります。
こうして、オートクチュールという行動に期待とあこがれを持っていただくきますと、
ますますお客さまに喜んでいただく、ものづくりに専心していくことが出来ます。
すてきな笑顔のお客さまにたくさん出合うことで育って行く、オートクチュールの技術とこころ。
ほんとうにありがとうございます。
長財布「マイプレジャー」についてのお客さまのご感想です。
2010/05/22
本日は、マイプレジャーをお使いのお客さまからいただいたご感想を、お載せします。
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マイプレジャー、確かにいただきました。
お手紙も ありがとうございました。
とってもとっても心待ちにしていました。
期待以上に、小銭入れの使い心地が最高です。
口元が大きく開く上に、皮がしっかりしていて、トレーの上か
ら小銭を取るみたいです。
小銭入れ内のカード入れもピッタリです。サイズを大きめにし
ていただいて助かりました。
お札もカードも分けてきれいに収まって、1動作で全部見られ
るのがうれしいです。
入れる所を吟味して、さらに使い心地を上げる計画を、楽しく
実施しています。
これから、末永く大事に使っていきます。ありがとうございま
した!
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こちらこそ、ありがとうございます。こうしてお使いいただいた感覚を、言葉を使って表現していただけるのは、さらに嬉しいです。なんとなく思っている内容を言葉にするのは、簡単なように見えて、ほんとうは難しいことですから。。。
お写真はあとから追加いたします。しばらくお待ちくださいね。
A4二つ折りホルダーとは?
2010/05/20昨日出来上がったばかりの「A4二つ折りホルダー」をご紹介します。
先日行われた取材は、「文房具」がテーマでした。
「文房具、ねえ・・・」 いったいうちのお店には、どれくらいあるの?
と思ってあらためて店内を見回してみますと、あるわあるわ。。。
文房具のお客さまは、思っていたよりもずっと多いようです。
文房具といえば、手帳カバー・各種ペンケース・バインダーをはじめ、
トレー・クリアファイル用ホルダー・システム手帳・カードケース・・・
だんだんと何が文房具のカテゴリーかわからなくなってきます。
その中でいくつかご紹介したいと思ったアイテムが出てきたのですが、
その理由は、「美しく振る舞えるうえ、とにかく便利」だから。
小さいお財布の中でイチオシしているジーヴズのようなイメージとお考えください。
上下の写真から、この製品の意味をお分かりいただけると思います。
これは、「A4の用紙を、折らずに、小さい面積で運ぶ」ことを目的としたホルダーです。
つまり、A5サイズの入るバッグであれば、A4書類をきれいに持ち運べるのです。
それがなに?と言われますとそれまでなのですが、大切な資料を持ち運びたいとき、とても便利。
・紙にシワが付かない
・もちろん半分に折った折癖も付かない
・A5のノートも一緒に持ち運べるので、たくさんメモが取れる
・名刺などのちょっとした紙が入るポケットがある
・そして、どんな太さのペンでも持ち運ぶことができる
といった特長を持っています。
わたくしは、このホルダーをたいていいつも持ち歩いていますが、旅行の時も、とても便利でした。
初めて訪れる地であれば、資料は当然たくさんの量になります。
それも、プリントアウトしたA4の用紙が多くなります。
そんな時、このホルダーに入れて持ち歩き、使ったあとは捨てて、A5のノートに旅日記を書いていくと、
最後には、A4用紙の代わりに、旅の絵はがきやショップカードや、
いろいろな思い出を無くすことなく帰ってくることができます。
まとめの作業も早く出来ますから、記憶もいつも新鮮です。
それに、ちょっとしたことのようですが、紙一枚を大切にするのは、素晴らしいこと。
その事柄に対するその人の心構え、というか、どういう行動パターンを持つ人なのか、わかってまうこともありますし。
ですから、いざというときの備えとしてではなく、日常から「きれいな身仕舞い」に通じるものを持つことは、
日々に大きな変化を与えてくれるのではないでしょうか。

















