実際のオーダー例
40年3,000件を超えるオーダー実績
貴方のオーダーのヒントになさってください。
カテゴリー
メンズバッグ「クロスハンドブリーフケース」
2010/05/18当店定番・メンズ「クロスハンドブリーフケース」のご注文品をご紹介いたします。
定番の場合、ウェブショップでご紹介しているお色でのご注文が多いのですが、定番といえど、一点一点ひとりの職人が長い期間をかけてお作りするわけですから、色の選び方で個性をお出しいただくことができます。
ベア・スキン・レザーの黒は、ほんとうに美しい黒。
ところでみなさんは、「黒」という色は、どういう風にして染めるか、ご存じですか?ふっふっふ・・・ご存じない! じつは「黒い染料」は存在しません。いろいろな色を雑多に合わせて、どんどん合わせて合わせていくと、何だか「黒」になって行くんですね。ですから、黒の元は、いろいろなんです。
当店の「黒」は、極力 赤系 を入れないようにして、お作りしています。
赤が強くなると、真っ黒にはなっていくのですが、わたくしの求める「黒」とはちょっと違います。
上品で、微妙なニュアンスがあり、底に強さを潜ませた「黒」こそが、わたくしにとっては「黒」です。
そういう黒だけが、使っていってツヤが増すごとに、奥に潜んでいる微妙な黒の強さがにじみ出てくるのです。
そういう黒だからこそ、こうした質感の出る、美しい仕上がりになるのです。
普段は見えない底の部分にまで、その黒を使って作る、という気持ちが込められています。
ついでに中の仕様をお見せしますと、書類やPCをお入れいただくことの出来る仕切りと、
片方にマチの付いた名刺入れなどの入るポケットがふたつ。もちろん、裏地も牛革なので、丈夫。でも、軽いです。
またまたついでに、後ろ姿もご披露します。取り外しのできるショルダーストラップと、さっくりと入る大きなポケット。
お持ちになっているお客さまを想像しますと、嬉しい気持ちになります。そのお客さまからメールで、
「最近カバンのメンテナンスを久しぶりにしました(中略)ちゃんと甦り、ツヤと深みが出てきました。愛着湧きますね。」
革製品は、使う人の愛情こそが、それを育てる土壌となります。
どうぞ、お手持ちの革製品は、しまい込まずにコンスタントにお使いください。
革の制作スクールの歴史
2010/05/16こんにちは。
オーソドキシーでは、「革の制作スクール」をやっていますが、いつからやっているかといいますと、1994年(平成6年)からです。。。気がつくと、すでに丸16年になるのですが、みなさんのご想像どおり、これまでにも、たくさんの生徒がいます。
当スクールでは、実際にわたくしどもプロが使っているテクニックをお教えして、プロの使っているミシンや漉き機などの道具を使っていただき、作ってもらいます。しかも、ひとり一人の生徒の好きな形やデザインで、です。
すでに入会して15年くらいになる人もいますし、新しく入ったばかりで、革を切るところから始め、キーホルダーを作る回を終わらせたところの生徒もいます。
生徒の中には、自分のペースで作家活動をしたいと思って、そのとおりに進んでいる人もいますし、
革製品の会社に勤めていたりして、本人が好きなこともあり、スキルアップも含めて、楽しみに通って来る人もいます。
もちろん、まったくそういったこととは関係なく、ひたすら自分の使いたいものを、作り続けている人も。。。
あなたが、このスクールに望むものは何ですか?
それによって、わずか8人だけの少人数制でお教えしている当スクールは、教え方を変えています。
高い技術力と高い教授力とが、ぜいたくなスクールです。たくさん楽しんで、ほんとうにプロになるというのなら必ずなることができるのが、当スクール。
クオリティの高さは、当店のオートクチュール製品と同じ、制作スクールです。
普段使いに、小旅行に、使えるボストンバッグ「スライムボストン」
2010/05/15
当店は、「オートクチュール(フルオーダー)」をメインで扱う専門店です。
しかし、他の、オートクチュールを扱うワールドワイドのブランドたちと同じく、自社オリジナルデザインの既製品も、小物から旅行カバンまでと、多数持っています。当店でも、それを「プレタポルテ(既製品)」と呼んでいます。
お店の性質上、最初は、「フルオーダーができるなら、既製品にするのはやめようかな。。。」とお思いになるお客さまは多いのですが、実際に、ご自分に合った仕様を考え、使い勝手も合わせてデザインをしていきますと、あんがい当店の既製品に目を向けてくださり、「やっぱりこのデザインは素敵ですね。」と、お決めくださるお客さまも多くなって来ました。
中には、「オーソドキシーの定番製品は、どこにもないデザインだし、使いやすいので、間違いない。なによりも、革の手触りがほんとうに良いですね。」と言ってくださって、一点ずつご注文くださるお客さまも増えてきました。とても嬉しいことです。。。
本日ご紹介しますのは、定番の「スライムボストン 小サイズ」のオーダー品です。ウェブショップ内に載っているのは、キャメル・ダークブラウン・ホワイトの3点ですが、ご注文いただいたのは、ワインカラーとキャメルの組み合わせ。個性的で、人目を引く色合わせです。
裏地はお任せいただいたのですが、お使いになる方の性別や年齢から、中身の見つけやすいベージュを選択しました。使いやすければ、長くお使いいただける、と思ったからです。
また、裏地に選んだお色は、当店の革の色には何でも合うように、選んでおりますし、ベージュの地であっても、パウダーピンクのプリントを施しておりますから、決して地味ではなく、しゃれた雰囲気が出ます。
当店定番は、定番なのですが、日々ブラッシュアップして、変化し続けています。
それは、使ってくださっているお客さまから、「もっとこうしたらどうでしょう?」という御意見をいただいたり、すべての製品を自分で使ったデザイナーが、「ここの考え方は、いま思うと違うな・・・」と、つねに「もっともっと良いものを!」と頭の隅に置いているからです。
そして、そんな、日々のマイナーチェンジが可能なのは、当店がちょうどいい規模の集団で、この仕事をしているからに他なりません。
どんな仕事も同じですが、オートクチュールという仕事にも「適正な組織の規模」というものがあり、長年の模索を続けて、最も適した形態にしてきた、という経緯もあります。 とまあ、堅い話はさておき、
みなさまが手にしてくださる定番には、オーソドキシーの粋を集めた、使いやすい工夫がいろいろとなされています。スライムボストンには、ポケット・イン・ポケットの付いた外ポケットがありますし、内側のポケットにも、片側だけのマチが付いておりますから・・・云々かんぬん(笑)。。。どの製品でも構いませんから、どうぞ一点お試しになってみてください。
「気にいった良いものを、長く使っていただく」これが、当店の製品づくりの姿勢です。お客さまと次にお会いするのが、たとえ5年後・10年後になったとしても、楽しいものです。
たっぷり入るオーバーナイト#3、変型ショルダーバッグ
2010/05/13
定番のオーバーナイト#3を変型させたビジネスバッグをご紹介いたします。
変型させたところは、
・持ち手を長くしたこと
・外側に携帯電話入れを付けたこと
・厚くして、もっとたくさん入るようにしたこと
・バッグの口を狭くして、付けっぱなしのショルダータイプにしたところ・・・
ショルダーヒモを日常的に使う使い方であれば、それによって、荷物の重さに耐える力が強くなり、より丈夫になる、
といったところ。
華奢なお客さまですが、お仕事柄たくさんの紙類を持たざるを得ませんので、
現在お持ちのバッグにも、ぱんぱんに荷物が入っていました。
「いまのバッグは、まあたくさんは入るのですが、中身がぐちゃぐちゃになってしまい、
探すのが大変。いざというときに、中身をさっと取り出せるよう、
ある程度、ものの大きさに合わせたポケットも付けたいと思います。
携帯電話は、絶対に外ポケットに入れたいですし・・・」
携帯電話用のポケットは、外付けですが、綺麗な納まりになりました。
また、バッグの中には、定番アイブライトの厚みのあるポケットを採用。
もちろん、その他には、適度な収納ポケットもいくつかお付けしました。
「自分がバッグをオーダーするなんて思ってもいませんでしたが、
こうして自分の仕事にあった、使いやすいバッグが実際に出来上がってくると、ほんとうに嬉しいです。」
たとえ少しでもお客さまのお仕事のお役に立てば、とお作りしたこのバッグ。
さっそうとお持ちくださっていることと思います。ありがとうございます。
smart Q5 収納用のベルトポケット
2010/05/12
端末機smart Q5用ベルトポケットをお作りしました。
ベルトに付けてお使いいただくわけですから、本機に対してホールド感のいい深めのケースは、少し取り出しにくくなります。
ということで、底部には、指の入る穴を開けて、本機を押し上げて取り出すことができるようにいたしました。
きっと今ごろは、便利にお使いいただいている頃と思います。
また、本機用ケースの後ろには、付属品のUSBやコネクター2種も一緒に収納出来るよう、ちょうどいいゆとりのポケットも付いています。
使い方は人それぞれですが、このようにコンパクトにまとまると、愛機を持ち歩くことを楽しく感じていただけることでしょう。ご注文ありがとうございました。

















