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雨の季節、汗の季節のかごバッグフェア

雨の季節、汗の季節のかごバッグフェア

2025/06/08

 

これから少しの間は雨の季節。

その後は汗をかく季節になるから、

かごバッグを持ちたいことが

出てくる季節です。

 

先日久しぶりにファッション卸の

知り合いの社長をお訪ねした際

目につく一点ものがあって、

仕入れさせてもらいました。

 

こんな機会はめったにないので、

珠玉のデッドストック品も併せて

お出ししようと思います。

 

週明けの11日(水)~

かごバッグフェアを行います。

 

 

 

 

ファッション好きのデザイナーが

「これは私が欲しい」というお品を

厳選した10点。

 

ほとんどは日本に1点だけの

ステキなかごバッグです

 

代官山時代の夏は、

デザイナーが自分の好きな

エリック・ジャビッツの

かごバッグをたくさん扱いました。

 

そのバッグたちは

今でもみなさん使ってくださっていて

「これはほんとに良かった」と

言ってくださいます。

 

あの頃の製品は

今の製品と違って、一つひとつが

たいせつに作られていた気がします。

 

「量産品にしてもかわいげがあって

今の製品のように『規格品』

という感じはなかったですよ。

同じものでもそれぞれ魅力があった。

今の製品には顔がなくって、

みんな同じに見えちゃいます。」

 

お写真の中に

気になるものがある方は、

お早めにお訪ねください。

 

ハイブランド革、フランスラムの軽いトートバッグ 250306

ハイブランド革、フランスラムの軽いトートバッグ 250306

2025/06/07

 

以前、歴代使ったバッグの中で

「これが一番使いやすいんです。」

という普段持ちの小さめバッグを

元にしてご注文くださった方が、

その出来上がりを気に入って

ふたつ目をご注文くださいました。

 

 

 

 

 

「前回のバッグはよく使っています。

お気に入りで、満足してます。

 

そこで今回は、

あのバッグとは全く違うタイプで

容量のたくさんあるバッグを、

軽くて柔らかいこの形で

お願いしたいと思います。」

と、見本をお持ちになりました。

 

今回は、前回と比べると

だんぜん容量の多いバッグです。

 

これは

とても上手なオーダーの使い方です。

 

この方のように、

お持ちになるバッグを

容量で分けていただくと、

バッグ生活は格段に豊かになります。

 

 

 

 

 

「このバッグにはたくさん入れます。

実際には少ない時もあったり、

といろいろですが… 使っていて

柔らかく、軽くてくにゃくにゃで、

このクタクタに柔らかいところが

気に入っています。」

 

お持ちくださったのは、

ごく薄のキャンパス地で作られた

まったく形が取れないほど柔らかい

大き目のトートバッグでした。

 

 

 

 

革製ですと、薄いキャンパス地ほど

柔らかくはなりませんが、こちらに

ある中でも一番柔らかいフランスラムを

お薦めすることにしました。

 

やわやわと手触りの気持ちいい、

ハイブランドが使っている革です。

 

 

 

 

裏地はカーキ1色が良いとのことで、

当店で使っているナイロン地の中で

色違いをお選びいただきました。

 

このナイロン地は長く使っていますが、

丈夫であまり汚くならないことが

長年の使用経験からわかっています。

 

このように

素材の経年変化を知っていることがが、

長くハードにお使いいただく

高品質のお品をお作りするために、

必要な情報と思います。

 

 

 

 

 

ただしこのナイロン地は丈夫なため、

今回の「クタクタになる」には

該当しないかもしれません。

その辺りはきちんとご説明して、

ご依頼者の了解を得ます。

 

でもきっと

あそこまでのクタクタより

使いやすいのではないかと思います。

 

いずれにしても、ピックアップ時に

「いやあ、良い出来ですね。

こういうのが欲しかったんです!」

と喜んでくださったクライアント。

クタクタ度も大丈夫でした。

 

このたびもありがとうございました。

こちらも気に入ってくださり、

ご愛用いただけることを

心より願っております。

 

 

ボディバッグ?ホルスター型の財布&スマホケース 50210

ボディバッグ?ホルスター型の財布&スマホケース 50210

2025/06/04

 

またまた初めていただいたご注文を

ご紹介します。

「ジャケットのラインに響かないように、

ガンホルスターのような貴重品入れを

作っていただきたいんですが…

入れるものはケース付き携帯と簡易財布、

パスポート、あと、車のキー2コです。」

 

 

 

*お写真はご注文者ご本人の着用では
ありませんから、サイズフィットはなし。

 

詳細なお話を伺いましたら、

背中部分でベルトをクロスさせるような

簡易タイプではなく、

映画で見るようなボディガードなどが持つ

「着るタイプ」をご希望で、

今回は3回のフィッティングをしました。

 

 

  

 

 

このような製品ですと、

万人に合うラインやサイズで作ることは

難しく、完全なパーソナライズが必須です。

 

おまけに「着る」のですから、元来

これを作るのは洋服を作る人ではないですか…

そんなお話もしたのですが、

「どこに行っても作れない、と言われて。」

というお返事です。

 

 

  

 

 

身体のラインに合わせることは、

3回のフィッティングにおいでいただくことで

何とかなりましたが、

 

大変なのは、このホルスターを着て、

ジャケットに響かないようにすることです。

 

 

  

 

 

というのは、中身のケース入り携帯は

大きさも厚みもありますし、

それが入る面の裏面には

パスポートサイズの財布入れが付きますから、

本体だけでかなり嵩張ります。

そのポケットは身体の左側に付きます。

下のお写真で、

それぞれの取り出し方をご覧ください。

 

 

  

 

 

 

 

下のお写真、右の脇の下には

四角い車のキーがふたつ入っています。

こちらはめったに取り出しませんから、

取り出しを考えない

位置と付け方になっています。

 

 

  

 

 

さて、着てフィットさせるのはいいですが、

固定するにはどうしましょう?

左右にアシンメトリーのポケットが付きますから、

着るだけでは、動き回ると位置が崩れます。

その解決が下のお写真です。

この方法は、ご注文者からのご提案です。

 

 

  

 

 

解決方として、

ベルトに取り付けるフラップをお付けしました。

 

 

  

 

 

ありそうでなかったこのご注文品。

「自分がデザインして、

思った通りのものになりました。

着ることのできるホルダーです。」

 

お渡し時、さらに一か所の調整を

行いました。これが世界にひとつ、

この方だけの身体にフィットする

スマホホルダーです。

 

このたびはありがとうございました。

 

 

6/6(金)はお休みします~栃木レザーでの研修~

6/6(金)はお休みします~栃木レザーでの研修~

2025/06/02

 

6月6日(金)は、

年に一度の栃木レザー研修です。

 

今年はデザイナー・クラフツマンと

全員揃ってお訪ねします。

 

オリジナルレザーの品質を保つため、

担当者と打ち合わせするこの機会を

毎年大事にしています。

 

 

 

 

電話やメールにはお返事できません。

どうぞご了承ください。

 

3部屋の薄いブリーフケース 504N

3部屋の薄いブリーフケース 504N

2025/06/02

 

遠方からのご相談者が

ご来店くださいました。

 

見本のバッグをお持ちになって

「これが気に入ってるんだけど、

革を変えて作りたい。」

というご依頼です。

 

 

 

 

聞き取りしましたら、お手持ちの

バッグで特に不便はないとのこと。

ですから仕様は、

マイナーチェンジで留まっています。

 

 

 

 

今回のもっとも大切なご希望は

「柔らかい革で作りたい、

でもある程度形が取れて欲しい」

というものです。

 

このように、素材と

出来上がり状態が相反するご希望は

案外多く、これを可能にするには

工程が極端に増えて複雑になるため、

量産品でできることではありません。

 

 

 

 

 

 

元のバッグはイタリアの革で

厚い1枚革を使っていますから、

重いことは重いですが

そのおかげで形崩れはありません。

「軽くなると嬉しいです。」

というご希望もあり、

 

これをどうやって軽くするかが

今回の課題でした。

 

 

 

*キャリーバッグに載せられる

オプションを追加

 

しかも、3部屋の厚みはそれぞれ

これ以下には作れないほど薄く、

みがき仕上げをすると

ファスナーの布端が出てしまうため、

端処理は革でくるむ形となります。

 

ここで余談ですが、

端処理にはみっつの方法があります。

・みがき仕上げ

・ヘリ返し仕上げ

・革でくるむ仕上げ

 

 

 

 

 

 

この3種の方法は、

デザイン的な意味を持たせる場合も

ありますが、

基本的には、どういう革を使い

内装の素材をどんなものにして

どういう作り方にするか、

という製作方法から

必然的に決まって行きます。

 

 

 

  

 

 

一般に売られている製品は

安価なものからブランド品まで

ほとんどが量産品ですから、

 

出来上がりのデザインに向けて

最適な素材を用意し、セオリーどおり

製作されているものがほとんどです。

 

 

 

 

 

 

当店フルオーダーメイドは

どんな革素材をお選びいただいても、

理想に近づけて製作するのが可能な

稀有な技術です。

 

さまざまな特徴を持つ革素材を

どのように料理するかは、

一点一点のオーダー内容によって

すべて変えます。

お料理ならば、例えばジャガイモを

日本料理、フレンチ、中華料理etc

へと、それぞれ使いこなす感じです。

 

 

 

 

今回お選びいただいたのは

「柔らかい手触りの革」でしたから、

当店オリジナルレザーのルバルを

使っています。

 

使うほど気持ちよくなるこの革を、

使えば使うほど、きっと

持ち主は気に入ってくださるでしょう。

 

長くご愛用いただくことを

心より願っております。

 

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