２冊のシステム手帳をいっしょに収納して

持ち歩けるケースです。

システム手帳は、用途や使い方によって、

表紙の厚さや堅さを変えたりして制作する、

微妙さを要求されるアイテムですが、

今回大変だったのは全体のサイズの決め方です。

大きくもなく小さくもなく、

またふたつのシステム手帳の中身が

どのような位置関係であって欲しいのか、

お客さまのご要望に合わせて

気持ちの良い収まりにすることが大変でした。

システム手帳では、

サイズ決めが一番難しいテクニックです。

誰でも作ることができるように

マニュアル化のできないこうした部分が、

オートクチュールの真髄なのです。

こちらは、大切な人へのプレゼントです。 原寸デッサンと、贈られる方の全身写真をお持ち込みくださいました。

デッサンには、革のハギ方や全体のふくらみ加減なども記されていて、イメージがつかみやすいようお心配りいただきました。

今ごろはきっと毎日お使いいただいていることでしょう。

こちらは、お持ちこみいただいた見本メガネケースのデザインをアレンジしてお作りしたものです。取り外しのできるコームケースを付けたいということで、このような形になりました。

プレゼント用ということですが、当店でお作りするとウラ地も革になりますから、ゴージャスなうえに、長くお使いいただけます。

きっと喜んでいただけたことでしょう。

もう何点かお作りしているお客さまからのオーダーです。

毛皮のコートをたくさんお持ちの方で、コートを分解してバッグに作り替えているのですが、毎回すてきなデザインをお持ちくださいます。 毛皮と牛革の割合がとても良く、スタッズ（鋲）がそこはかとないトレンド感を出しています。

毛皮の加工には特別なテクニックが必要なのですが、毎回美しく仕上がっていますので、お客さまにはとてもお喜びいただいています。

模型をお持ち込みくださったお客さま。

超整理手帳や電子辞書・ペン・消しゴム等々を機能的に収納なさりたいとのご希望でした。

こういった実用タイプは模型があると話が早いです。ありがとうございます。

懸案のセパレート外ポケットもうまくまとまり、「毎日大活躍中！」とのこと、末永くご愛用くださいませ。