ORDER WORKS

実際のオーダー例

40年3,000件を超えるオーダー実績
貴方のオーダーのヒントになさってください。

カテゴリー

新しいアプローチのカード財布と定番小銭入れ 2311N

新しいアプローチのカード財布と定番小銭入れ 2311N

2024/03/11

当店ウェブショップをご覧いただくと

「なんだか長くて変な名前」という

製品がたくさんあると思います。

 

他のどこの製品にも

もっと名前らしい名前を付けられている

と思われますが、デザイナーは、

その製品特長が、

文字でぱっと入ってくる方がいい…

とかなんとか言って付けているようです。

 

どおりでブログに書く内容も

たくさん言いつけられるわけです。

 

 

 

 

 

 

本日ご紹介するのは

ウェブショップの定番小銭入れ

「手のひらに収まって握りのいい小銭入れ」

の、コードバン使用のオーダー品です。

 

「小銭入れでお薦めありますか?」と

男性に訊かれるとまずは

この小銭入れをお薦めする、という寸法です。

 

 

 

 

 

 

この小銭入れは

上記のとおりご紹介したところ、

「開くと、中がパッと見られるし、

握りの感じもいいですね。

ポケットにもうまく収まる。」と

気に入っていただきました。

 

じつはこの小銭入れはおまけで、

メインには

ご注文者が考えたカード財布があります。

 

ちょっとこんなのは作ったことない、

という変わったカード財布です。

しかもコードバン製。

 

 

 

 

 

 

上の左側が件のカード財布ですが、

この写真では何が何だかさっぱりわからないと

思います。そこで、下のお写真です。

 

ひとことで言いますと、このカード財布は、

カード入れの外側に

札ばさみのクリップをつけたもの。

 

至ってスマートでシンプルなデザインです。

カード入れは普通の1枚カード入れで

3枚入る大きさですが、

さてこの札ばさみはどのようにして

札を挟んでいるでしょう??

 

 

 

 

 

 

答えは、「マグネット」。

そう、カード入れ本体の内側と

外側に付けた札ばさみベルトの内側に

隠し込んだマグネットが

三つ折りの札をしっかり挟む、という次第です。

 

この説明でお判りいただけますか?

正面から見ると

下のお写真のようになっていて、

まるでただのカード入れを

ポケットに入れて持ち歩いているような

感覚になると思います。

 

 

 

 

 

 

これほど小さく、

これほどシンプルに見えるのに、

この細工をするのはとても大変でした。

 

中に埋め込んだマグネットが

カードの磁気を壊さないように、

磁気ブロックも入れています。

 

その手の磁気ブロックは

怪しげなものも含めていろいろありますから、

本当にブロック力があるか、

1週間以上かけて確認したうえで使っています。

 

そこまでは依頼されてませんでしたが、

「ちゃんと使える」を目指しますと

避けて通れぬ道です。

 

ピックアップ時には

「理想通りだ!」と喜んでいただきました。

 

このたびのオーダー品も

灰色の脳細胞を極限まで使って

お作りしています。

このトライしがいのあるご注文を

ありがとうございました。

 

 

 

一点もの、シックなツートーンの「クレセント」ボディバッグ 

一点もの、シックなツートーンの「クレセント」ボディバッグ 

2024/03/08

先日ご紹介した

ゾウ革の注文品をお作りする前に、

雨に濡れてもシミにならない革で

良い色の組み合わせを思いついたので、

クレセントボディバッグ

再度作ってみることにしました。

 

以前お書きしたように

このデザインは、製作上

難しいところがいくつもあるので、

毎回製作方法を変えています。

 

 

 

 

 

 

そういう難物ですから、

こんなタイミングでもないと

なかなか一点ものとしては

作ることができませんので、今回は

私どもにはちょうどいいチャンスです。

 

 

また、本番製作前に

このサイズで問題がないかどうか、

クライアントにお持ちいただく機会を

持つこともできますから、

それも良いことと思います。

 

フルオーダー品の場合、本番製作前に

必要に応じて大きさダミーを作り、

中にモノを入れて

確認していただいています。

 

 

 

 

 

 

そのような理由でお作りした一点ものですが、

すばらしい出来上がりです。

お色も微妙なグレーとダークブラウンで、

同質革の組み合わせなので、きれいです。

 

男性でも女性でも

高級カジュアルのイメージで

どこへでもお持ちいただけます。

服装がぐんとグレードアップしますから、

気持ち良くお出かけいただけます。

 

 

 

*身長178センチLサイズの男性

 

 

 

靴のお色をバッグに合わせて

ライトグレーや

ダークブランにしていただくだけで

おしゃれしているように見えます。

 

新たにご注文いただくのであれば

もっと高額になりますので、

このご注文者不在の

当店の一点ものを気に入ったら、

ラッキーとお受け取りください。

 

 

 

*身長157センチ、Sサイズの女性

 

 

 

ウェブショップの一点ものは

クライアントのいないお品です。

お似合いになるあなたをお待ちしております。

 

店頭では実際にお持ちいただけますから、

軽さや使いやすさを

直に確認することもできます。

 

 

ゾウ革のエクセレントな「クレセント」ボディバッグ 31211

ゾウ革のエクセレントな「クレセント」ボディバッグ 31211

2024/03/07

長くお付き合いいただいている

クライアントご夫妻とお話ししてましたら、

たまたま

ゾウ革で作った製品の話になりました。

 

その時、最後に少しだけ残った

革の片りんをお見せしたところ、

「すごくステキな革ですね。

何の革かわからないし、

ワイルドな感じもするし、

この色と素材感が何とも言えません。

こんな革で鞄を作って

一生大切に持ちたいですねえ。」

 

 

 

 

 

 

そんなお話から、その時

革屋さんへ見に行って、

とりあえずお借りした

明るめの紺色のゾウ革を

お見せするお話になりました。

 

いろいろ見ていただくと、

デザイナーがどういう革を「上質」と

言っているのかがわかるからです。

 

「こちらのお色も良いですが、

こうして見て見ると

やはり濃いネイビーが欲しかったです。

それと、この革の柄は大きくて、

かなりワイルドな感じですね。」

 

同じ系統で明るめの色の革を見ることで、

ご自分が欲しい色やイメージが

はっきりしたご様子です。

ご夫妻揃って、ご自分が感じたことを

正確な言葉で伝えてくださる方々です。

 

 

 

 

 

「わかりました、

そしたら、お好みの色が出るまで

革屋さんへ行くたびに見てみますね。

濃いネイビーをこれまで見たのは

前回入手した1回だけなので、

リクエストしておいても

1~2年かかるかもしれませんけど、

よろしいですか?」

 

そのお話を懇意にしている

革屋さんにしたところ、

「その大きさのパーツを取るなら、

柄の揃ったところは難しいかもしれないね。

ま、とりあえず心がけておきます。」

という状態になりました。

 

 

 

 

 

 

ところがある日、

「この間の話ですけど、

今たまたま

染める前のいい革が出てきたので、

もしオーソドキシーさんさえよければ

ご希望のお色で染めようと思います。

染めで革の表面がどう出るか

わからないところはありますが、

色はだいたいの線で出せると思います。」

とのオファーをいただきました。

 

1枚のゾウ革は大きいですが、

斑柄の揃ったきれいなところばかりで

パーツを取ろうと思ったら、

極端な話、正味で使う量に対して

倍の量の革を入手する必要があります。

 

 

 

 

 

 

恐る恐る出来上がりの革を拝見しましたら、

なんと、超一級の仕上がりではありませんか。

デザイナーは思わず小躍りした、と聞きます。

 

色も思った通りの深いネイビーで、

シックな中に深い柄が刻まれた

何とも表現しがたい革になっていました。

 

 

 

*右はこの鞄の元になった一点もの。
オーダーではショルダー紐の太さを太くして、
長さも体格に合わせています。

 

 

 

お帰り時には

さっそく肩にかけてお持ちくださった

クライアント。

「ちょうどいいサイズです。」

良かったです、安心しました。

大きさ的には、下のお写真になります。

 

   

 

 

 

内ポケットの真ん中に付けたDカンに

見合うキーリングを、

帰る途中で見つけてくださった

お二人から、お写真をいただきました。

 

   

 

こんなところでも愉しんでいただけるのは

とても嬉しいです。

どんどんお出かけいただき、

軽さと使いやすさ、デザインを

お愉しみください。

 

いつもお引き立ていただき

ありがとうございます。

お二人とお話ししますと、毎回

いろいろなことに気づきます。

 

 

ショルダーストラップの作成 312N

ショルダーストラップの作成 312N

2024/03/05

以前お作りした

ショルダーストラップをお使いのお客様から

ご連絡いただきました。

「失くしてしまったので

同じ形で作れませんか?可能でしたら、

今度は短くしていただきたいです。」

 

 

 

 

 

 

何とも悲しい話しですが、

以前のものも5年半ほどお使いいただき、

この際短くしたい、と思われたのであれば

まったく違うイメージで

同じバッグを持つことができますから、

気持ちを新たにしていただけると思います。

 

当店では10年ほど型紙をキープしていますから、

今回のような場合、

長さをお決めいただくだけで

同じ仕様のお品をお作りすることができます。

 

クライアントとはメールのやりとりをして

納品は宅配便でお送りしています。

 

 

 

 

 

 

ショルダーストラップも

鞄によって付け方が変わりますが、

今回は上のようなタイプでした。

 

さまざまなタイプがありますが、

どのようなものでも

たいていお作りできますから、

もし大事にしているバッグがありましたら

ご相談ください。

 

ただし、絶対に本体と同じ色にしたい、

金具も同じような金具にしたい、

というご希望内容については

ご期待に沿えないことが多いかもしれません。

とりあえずご希望をお聞かせいただければ

一つひとつの内容にきちんとお答えします。

 

 

 

三冊目のオーダーカバーは、B5サイズのハードカバー 31202

三冊目のオーダーカバーは、B5サイズのハードカバー 31202

2024/03/03

「今度はB5サイズを使うようになったので、

これまでのふたつのカバーと同じく

硬い表紙のカバーを作ってください。」

ありがとうございます。

 

お作りした二冊のカバーを拝見しますと、

よく使ってくださっているご様子。

ご愛用にも感謝です。

 

 

 

*ご愛用中の二冊のカバー

 

 

 

この方はご自分のトレードマークを

持っていらっしゃいまして、

それを押印の版に起こしましたので、

新しいご注文品に

それをお入れすることができます。

 

そのトレードマークは

「刻印は

前回作ったものと同じ位置に

入れてください。」とのリクエストで、

入れる場所を計算してお入れしています。

 

 

 

 

 

 

この三冊目を

今までの二冊と一緒にお持ちいただくと、

なんと壮観なことでしょう。

セットで持つことの楽しさが

持ち物からにじみ出て、

見ている方にもそれが伝わります。

 

この方がこのカバーをお使いになる時は

「立ったまま書き留める」なので、

どのカバーも一番ハードな表紙にしています。

 

一番硬いですが、

表紙の厚みはそれほどでもありません。

使い慣れてきましたら、

馴染んで感じていただけると思います。

 

柔らかい革で形が取れるように、とか

硬い革で柔らかく、

とかいうリクエストと同じで、

厚みと硬さは違う要素なので、

混同しないようにお考えいただくと、

オーダーのイメージが湧くかもしれません。

 

 

 

 

 

 

さて、このたびのカバーには

左右に一冊ずつのノートが入ります

(タテ型とヨコ型を一冊ずつ)。

 

ノートのサイズには

B5とかA4とか規格があって、

どれも同じサイズのような錯覚を起こしますが、

じつはメーカーによって少しずつ違います。

 

ですから、ぴったりサイズが欲しければ、

ノートをお貸しいただくことをお勧めします。

それほど当店の出来上がり製品は

サイズの精度を高くしてお作りしています。

 

こちらのご注文者は

いつもノートをお貸しくださるので、

驚くほどぴったりサイズで仕上がります。

 

 

 

 

 

 

使い慣れていくとうまく収まる感じですが、

そういうサイズでお作りしますと

最初少しきつめに感じます。

 

いくつもお作りくださっている

クライアントはそれをご存じなので、

それを見越したチェックをしてくださいます。

 

お使いいただいて

そろそろ慣れてきた頃でしょうか?

こちらも長くお役に立てることを

心より願っております。

このたびもありがとうございました。

 

 

<<最初のページ<前のページ次のページ>最後のページ>>