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同じ形の二代目は、クロコダイル長財布 30904

同じ形の二代目は、クロコダイル長財布 30904

2024/01/03

「そろそろ

きれいな色が気になるんです。」

長いお付き合いのクライアントが

おっしゃいました。

 

おいでになるたび

いろいろな製品をご覧くださるのと

珍しい革をお見せする機会もあったのとで、

「最近では

クロコダイルなどにも興味が出てきました。」

と、牛革以外にも

目が行くようになったご様子です。

 

 

 

 

 

 

長いお付き合いをいただいておりますと、

だんだんと年齢が増すにつれ、

牛革以外の革や

きれいなお色に興味が湧いてくる方が

少なくありません。

 

どんなに手触りが良くても、

どんなに経年変化が良くても、

自然の中にあるアーティスティックな柄や

ナチュラルな牛革には出せないお色には

抗えない魅力があります。

 

 

 

 

 

 

今回はそんなことから、

ちょうどその時あったフューシャピンクの

クロコダイルをお見せしました。

 

 

 

 

 

 

クロコダイルでもしっぽの方の柄なので

みなさまがよくご存じの柄とは

ちょっと違っています。

そんなところも気に入ってくださいました。

 

 

 

 

 

 

 

ご依頼者は8年前にオーダーいただいた

ご自分で考えた長財布が「最高に使いやすいです」

という結果となり、

「これを大事に使うために

もうひとつ同じものが欲しいのですが、

革をどうしようかずっと考えていました。」。

 

 

 

 

 

 

今回、この方の琴線に触れる革があって

こうして形になっていますが、

少しだけ変えたところがあります。

 

 

 

 

 

それは、小銭入れの閉じ方。

ファスナー式にしますと、どのようにしても

スライダーが革にキズをつけてしまいます。

そこで今回デザイナーが提案した形が

こちらです。↓

 

 

 

 

 

 

小銭はあまり出し入れしない、

というお話からご提案できた形です。

少し硬めのフタを被せるだけにして、

パッと小銭が出ないようにしています。

 

そしてフタ部分の革は、

パーツの大きさに見合った

クロコダイル本来の斑柄。

 

とても喜んでくださったクライアントは

たくさん褒めてくださる方なので、

また頑張ろう、という気持ちになります。

いつもありがとうございます。

すばらしい新年をお迎えください。

 

 

ノーブルかつキュートなA4リュック 2312N 

ノーブルかつキュートなA4リュック 2312N 

2024/01/02

すでに2点ご注文くださったクライアントが

「今度はリュックが欲しいです。」

とご相談くださいました。

 

こんな感じで、といただいたお写真の

製品は、タテ型でパクっと開く感じです。

 

 

 

 

 

 

これは、なるほど…という形で

PCを持ち歩く方にとっては

出し入れのしやすい形なのだと思いました。

 

ただ、このようにファスナーで開く形は

多少の無理をしてお作りする形なので、

ご指定の大きさで

使える製品として成立するよう、

中身の重さも考えつつ

型紙を作って行く必要があります。

 

 

 

 

 

 

書類とPCが入る以外は

ペットボトル、お財布、化粧品など

あまりたくさんのものが入りませんから、

「なるべくコンパクトにしてください。」

というご要望にも沿うことができました。

 

 

 

 

 

 

もうひとつ、重要なリクエストは

「なで肩なので留まりやすいように

して欲しいです。」でした。

そこでクッションを入れたストラップにして、

肩紐の付け方は

ご依頼者と同じような体形の技術者で

フィット感を確認しつつ、決めました。

 

 

 

*ご注文者が褒めてくださるほどの
フィット感で、身体が楽できます。

 

 

 

最近ご注文が増えてきたアイテムですが

ひと口にリュックと申しましても、

形にバリエーションがあるだけでなく、

体格によって

肩紐の付け位置が変わるアイテムは

他に思いきません。

 

「背負う」持ち方からしますと、

やはり特殊なアイテムです。

 

 

 

 

 

 

内ポケットは奥から

・クリアファイル入りA4書類

・A4サイズPC

・ペン、リップ、小物用ポケット

・右手にペットボトル

・左わきに長財布

というレイアウトですが、

すべてを入れると

下のお写真のようになります。

 

 

 

 

 

 

これ以上ないくらいの

タイトサイズでできていますが、

それぞれに多少のゆとりはありますし

一番奥にある書類用のポケットや

PC用のポケットは

手前に引き出せるよう、工夫しています。

 

 

 

 

 

 

こちらのフタ側のポケットには、

海外を移動するクライアントのために

パスポートが2冊入るようになっています。

 

これがあれば

出国も入国もパッとできますし、

機内での仕事も快適と思います。

 

使うモノのデザインというのは、

経験したうえで、

使う人がどう使うかをきっちり

シミュレーションしてくださいますと、

すばらしい仕様になると思いました。

 

 

 

 

 

 

底にはこのノーブルなデザインに

ミスマッチする、キュートな底鋲を

セットしました。

 

ノーブル&キュートな味付けのリュックは

きっと手放せない

マイバッグとなってくれるでしょう。

新年からの益々のご活躍をお祈りします。

このたびもありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

*肩紐の長さ調節も

無段階でできますから、

厚着をしてもフィット感に変わりありません。

 

 

 

 

 

 

手文庫に重ねて使う紙ばさみ 2311N

手文庫に重ねて使う紙ばさみ 2311N

2023/12/31

手文庫と一緒にオーダーいただいた

紙ばさみをご紹介します。

手文庫と同じ大きさで、

手文庫に重ねて置いてお使いいただく

製品です。

 

革と色はルバルのワインカラー。

以前お持ちくださった

ルバル製品の手触りを

とても気に入ってくださっての

ご注文です。

 

他の革見本もお送りしましたが、

やはりルバルになる、というのは

このオリジナル革を

特別に作ってもらっている私どもとしては

まことに喜ばしいご選択です。

 

 

 

 

 

 

角の丸みを手文庫と合わせていますから、

手文庫に載せると一体感があります。

机の上にあっても

邪魔になる感じではないでしょう。

 

エレガントな生活のクライアントなので、

もしかして文机をお持ち?

などと想像していますが、いかに…

 

 

 

 

 

 

紙ばさみにお入れになるのは、便箋です。

ある程度の厚みの便箋が入るよう

少し大きめにしています。

 

それとこの紙ばさみの特徴は、

表側のブドウ模様。

 

このブドウ模様は

「黒革の手帖」の変更使用ですが、

天地を変えて使うことで

まるで違うもののように見えます。

 

 

 

 

 

 

左側から右側に向かって開く、

というお話を伺い、それに合わせて

模様の方向を決めています。

 

まさにパーソナルなオーダー品です。

手文庫という言葉も久しぶりに

お聞きしましたし、

重ねて使う紙ばさみについても、

必死に作る私どもの中に

どうかした瞬間に

ほっとした空気を運んでくれます。

 

きっとたくさんのお手紙を書かれるのだと

思います、すてきなことです。

このたびもありがとうございました。

 

 

初めてお作りしたオーダー品、手文庫 2311N

初めてお作りしたオーダー品、手文庫 2311N

2023/12/30

こちらの手文庫のオーダー品、

ご相談をいただいてから半年以上

お返事することは出来ませんでした。

 

ご依頼者の手文庫のイメージが

手縫いの箱のようなイメージだったため、

どのようにそれを崩さずお作りするか

ずっと考えていたからです。

 

 

 

 

 

 

ところがある時、ふとしたきっかけで

ご相談を再開し始めた時、

お断りされても仕方ない案のお品しか

作れそうもないことをお話ししました。

 

以前お作りしたものを気に入ってくださり、

私どもを信頼して

今回のご相談をくださったご相談者には

なかなかお話ししづらい内容でしたが、

勇気を持ってお話ししました。

 

 

 

 

 

 

そうしましたところ、

最初に

かっちりした箱のタイプではできません、

とご説明していたこともあってか、

このファスナー全開の形を

良しとしてくださいました。

ありがとうございます。

 

かっちりした箱タイプというのは

お菓子の入っている紙の箱のような形で、

角々が90度になっているのが特徴です。

 

余談ですが、

作る人にとっては、製作方法や

構造こそが問題ですから、

一般の人が見る目とは違う見方になり、

違う説明になります。

 

 

 

 

 

 

革でこの紙の箱と同じ形を作ろうとしますと、

堅牢な革で手縫いで作ることになります。

 

それが、B5の便箋が入って

少しゆとりのあるこの大きさとなりますと、

+αで芯材を入れなくては形が崩れますから、

本格的な手縫技術者でなければ

作ることは出来ません。

 

 

 

 

 

 

そんなわけでこういう形状になったのですが、

却って柔らかいルバルの革には似合っていて

より手触りを

感じていただけるようになったのではないか、

と思います。

 

お届けしましたら、

お受け取りのご連絡を頂戴しました。

 

************

今手文庫と皮見本が届きました。

とても早く届いてびっくりしました。

ドキドキしながら開封しました。

 

感動しました。

つくる過程で

いろいろやりとりがあったせいか、

到着したばかりだというのに

既に私の手文庫という感じがします。

 

 

 

 

 

 

バッグは永久的なものではないと

おっしゃられますが、

これは、大袈裟ではなく、一生

私の伴侶となるものだと思っています。

常にいつも、

外出しないときでも、そばにいてくれる…

大事にします。

企画の段階から皆様にご苦労おかけしました。

ありがとうございました。

 

紙ばさみも

手文庫の相棒という感じですね。

これも一生ものです。

 

あと、トレー、キャメルの色、

皮見本で送っていただいた

ベージュとの違いがよくわかります。

とても使いやすそうで、

今散らかっているペンなどを入れて

早速使おうと思っています。

とりあえず到着のご連絡です。

************

 

このようなお道具を使う方には

初めてお目にかかりました。

初めてお作りしましたが、

こんなに喜んでいただけて良かったです。

 

長くお使いいただけることを

心から願っております。

ありがとうございました。

 

 

 

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