ORDER WORKS

実際のオーダー例

40年3,000件を超えるオーダー実績
貴方のオーダーのヒントになさってください。

カテゴリー

佐賀錦を使ったショルダーバッグ 30703

佐賀錦を使ったショルダーバッグ 30703

2023/10/25

みなさまは「佐賀錦」をご存知ですか?

名前は聞いたことがあるかと思いますが、

実際にどんな織物かを

ご存知の方は少ないと思います。

 

佐賀錦は

金箔銀箔を漆で和紙に貼って、

それを細切りにした糸をタテ糸として使った、

気の遠くなるように製作時間のかかる

織物のことです。

 

 

 

 

 

 

「秋に手作り作品の展示会があって

今年も出品しようと思いますから、

佐賀錦のお仕立てをお願いしたいです。」

 

今まで作ってくれていた職人さんが

ついにリタイアしてしまったとのことで、

当店をお探しくださいました。

ありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

今まで仕立てていただいた作品を

お持ちくださったので、

これまでの職人さんが得意とする作り方を

理解できましたから、

「今回はまったく違う雰囲気にしましょう!」

と言うことができました。

 

通常の革製品の職人さんは、

どちらかというと

内縫いの柔らかい製品が得意の人が

多いかもしれません。

 

そして、作るうえで合理的に考えて、

どうしても革の継ぎ目は多くなります。

 

 

 

 

 

 

これまでの作品製作も

そういう角度からのアプローチでしたから、

当店のようにヌメ革を使って

磨き仕上げをすることはまずありません。

 

当店の個性が出るのは、

ヌメ革を使っても、デリケートなイメージに

お作りすることができる製品です。

 

 

 

 

 

 

「まあ!こんな感じは

見たことがありません。

ステキですねえ、おまけに

とても軽いですし。

売るわけではないから、私が使おうかしら。」

 

絵のように

継ぎ目のない額縁に入ったこの方の錦織は、

このバッグの中の「主役」です。

時間をかけ、やっと仕上がった錦織は、

細部まですべて計算しつくした

デザインバッグの主役です。

 

これから展示会と思いますが、

みなさまにたくさん見ていただけることを

願っております。

この度はありがとうございました。

 

 

お持ち込みのヘビ革を使ったキーケース 30714

お持ち込みのヘビ革を使ったキーケース 30714

2023/10/23

よく当店をお使いくださるクライアントが、

「母のヘビ革のスーツがあるのですが、

それがきれいな色のヘビ革なので

キーケースを作ってもらえませんか?

スーツとしては私は着られないので。」

 

ご自分のお好きなお色や素材が

はっきりしているクライアントは、

さまざまなお持ち込みをしてらっしゃいます。

 

 

 

 

 

 

今回の素材を拝見しますと、

淡いきれいなベージュ色。

きちんと裏打ちがしてあって

しっかりした仕立てをしていますが、

いったいどこでこんな製品を

作っているのでしょう?

かなり特別なものと思います。

 

お尋ねしますと

やはり、オーダー品とのこと。

「でもこの色だと私はちょっと…」

と言いながらも、

こうして生かすためのご依頼をいただけるのは

嬉しいことです。

 

 

 

 

 

 

このご注文では、鍵が絶対に外れることのない

amiet社のキーホルダー金具を使って、

定番キーケースをお作りしました。

 

最初、内側のお色のご指定を

牛革のベージュでいただき、

デザイナーもうんうん、柔らかいイメージですね、

と賛成だったのですが、

 

いざ作り始めてみますと、

「この色合わせでのご注文ですが、

このままでいいですか?」

という技術者の意見を受け、見て見たところ

「あ、これはちょっと生っぽ過ぎるね!」

となりました。

 

 

 

 

 

 

それをクライアントにご報告しますと、

「あ、それ言われて想像しました!

たしかに濃いお色の方が良いかも。」

ということで今回のお色合わせに。

 

同系色でお作りしていたら、

出来上がってご覧いただく時

どなたもがきっと、革の元が

生きている姿を想像したことでしょう(笑)

 

 

 

 

 

 

表の革をどのように採るかは

お任せいただきましたから、

出来上がりは、上のお写真の感じです。

 

こういう柄の取り方もすべて、

一つひとつのオーダー品に対して

デザイナーが真剣に決めていきます。

 

今日はお電話で、他のクライアントから

「ほんと、お宅は

そこまで真剣にやってくださるから、

頼む方も、出来上がった製品を

あだやおろそかにするような

使い方はしないでおきたい、と

思うんですよね。

とてもありがたいことです。」

 

そのように思っていただけるのは、

こちらこそありがたいことです。

こちらのクライアントも

お店を信頼して頼んでくださるので、

ありがたく思います。

いつもありがとうございます。

 

 

一回り大きなギンコショルダーバッグ 30709

一回り大きなギンコショルダーバッグ 30709

2023/10/21

「このバッグが気になるのですが、

どれくらいものが入りますか?

店頭で試すことは出来ますか?」

このようなご連絡をくださいまして、

ご来店くださったクライアントです。

 

以前はプレゼント品をご注文くださいまして、

「今度は自分のバッグを

作りに来ますね!」とおっしゃってくれました。

ありがとうございます、嬉しかったです。

 

 

 

 

 

 

「A4を入れたいんですが

いつも入れるわけではないので、

このバッグの説明を読んだ時

こういうアプローチもあるのか…と

気になりました。いいアイデアですね。

 

それもありますが、

いつも持って歩くのはiPadなので、

それが持ち運べるサイズが

一番欲しいと思っています。」

 

お試しいただいたところ

定番サイズでもiPadは入るのですが、

「もう少しゆとりが欲しいですね。」と、

デザイナーと意見が一致しました。

 

 

 

 

 

 

そこで元の大きさよりも

一回り大きくしたのですが、

小柄なクライアントがお持ちくださっても

とくに大きく見えることはありません。

 

「大きく見えるかと

少し心配してましたが、

これくらいだったら大丈夫ですね、

良かった。」

 

 

 

 

 

 

バッグの厚みも増やしましたから

前から見ると

ボリュームは増していますが、

ぎりぎり無理のない厚みです。

 

ブルー系で揃えたお洋服が

明るいキャメルカラーのアクセントを得て

きれいな組み合わせになりました。

 

服装の色系統をお尋ねしましたが、

お手持ちの他のお洋服と合わせても

きっとお似合いと思います。

 

 

 

 

 

 

底面の厚みはけっこう取りましたが、

持っていただくと

上部がすんなりと薄く収まるので、

それほど大きく見えません。

 

また、持ち続けることで

革製品はどんどん小さくなっていきます。

 

小柄な方には

このサイズでA4が入るバッグは

嬉しいと思います。

デザイナーがこのバッグを愛用するのも

その理由から、が大きいようです。

 

 

 

 

 

 

「iPadが入ってゆとりがありますし、

このサイズなら大丈夫そう。」

こちらのお客様のご職業は、

プロの漫画家アシスタントです。

 

お話をしていますと

スルドく気が付かれますし、

ひとつのテーマからの広がり幅が大きく、

いろいろな分野にわたる知識が

点から線へと

どんどん繋がって行く方のようです。

 

最近の漫画製作では

漫画家さんの家で仕事するのではなく、

メールで依頼が来て

リモートで描くことも多いということです。

「だからiPadを持ち歩くんです。」

 

 

 

 

 

 

腕の良いプロが少ない業界なので、

メールで

「これこれの時代背景の

こういう風景を描いてもらえますか?」

という依頼が突然来るとのことですが、

 

基になる写真本を参考にするとしても、

各ストーリーに合わせた絵に仕上げるには

かなりの想像力や

的確な画面構成の選択が必要です。

 

「だからあれほど的確なポイントで

ご質問をしてくださったんですね!」

オーダーをお受けしていて、

デザイナーは驚いていました。

 

このバッグが、お忙しいお仕事時の

お気持ちを、少しでも和らげられることを

心から願っております。

このたびもありがとうございました。

 

 

美しい名刺入れ 30713

美しい名刺入れ 30713

2023/10/19

前回お作りした

オーダー品を気に入ってくださり、

二点目をご注文くださったクライアント。

ありがとうございます。

 

今回は名刺入れですが、

やはりご自分でデザインなさったものです。

変わった形ですが、うつくしい形です。

 

 

 

 

 

 

特徴は、きっちりと箱のように収まること、

フタを閉めるタイプではなく、

スマホケースのようにマグネットで

両面がぴちっと留まること、

カード入れもあり、

2か所目の名刺入れスペースもあること、

などです。

 

 

 

 

 

 

箱のようにする場合、

革の断面を90度に合わせて手縫いしない限り

名刺サイズより一回り大きい

縫い目のスペースが出ます。

 

そこをご確認いただくことで

全体サイズをイメージしていただきます。

「こんな感じになるんですね!」

 

 

 

 

 

 

箱のような形ですと、

名刺の枚数が少なくなってくると

スカッと出てしまうことがありますが、

ぴっちりした厚みの取り方をすれば

それが起こらずに済みます。

 

また、取り出しやすさは

指を掛ける切り欠きを作ることで

確保することができます。

 

 

 

 

 

 

出来上がってデザイナーが言った言葉は

「これは欲しい人がいるんじゃないかしら?」

珍しいことを言うものです。

この形はお好きな人がいそうだ、

ということです。

 

さてこうしてご紹介したら、みなさまから

どんな反応が返ってくることでしょう?

内部的に話題になっています。

 

興味深い製品のデザインをしてくださった

クライアントに、感謝申し上げます。

今頃はきっと、海外で

お役に立っていることと思います。

この度はありがとうございました。

 

 

持ち込みバックルにお付けした白い幅広ベルト

持ち込みバックルにお付けした白い幅広ベルト

2023/10/17

「好きなバックルって

捨てたと思っていても持っていて、

こうして再生することができるんですね!

 

たぶん、自分がほんとに好きだから

取っておいたバックルなので、

こんな風にまた使えるのは、嬉しいです。」

 

こんなご感想をいただいた

デザインベルト。

 

 

 

 

 

 

「最低でも6センチの幅が欲しい。」

というリクエストにお応えするために、

本体部分と

バックル取り付け部分を別にして、

うまく収まるようにしました。

 

ほっそりした方なので、

「なるべく腰の下の方で付けたい。」

というご依頼に対して、

立体裁断にしてお応えしました。

 

 

 

 

 

 

太いベルトを腰の下の方で留めると、

どうしても浮いてしまって

位置が上がってくることがあります。

 

それが無いよう、

後ろはヒップの上にしっかり収まり

前は思ったような下の位置に来るように

していますから、

収まりの良いベルトになりました。

 

 

 

 

 

 

写真の背後が白っぽいので

うまくラインが伝わらないかと思いますが、

一番下の装着写真をご覧いただければ

ヒップにうまくかかったことを

ご理解いただけると思います。

 

 

 

 

 

 

お引渡しのフィッティング時、

「これはうまくはまりますね!

全然動かないから、

きれいにキマりそうです。」

 

気に入っていただいて良かったです。

これなら洋服がずれることなく

立ち姿も美しく見せてくれると思います。

ありがとうございました。

 

 

<<最初のページ<前のページ次のページ>最後のページ>>