革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

Order example

2017.01.5

クロコダイル竹斑部分の小銭入れ

クロコダイル革の使い方は、

まず本体の中央から使い始めます。

 

それから首のあたり、

おしっぽ、と順番に

斑の向きを合わせながら使っていきます。

 

場所によって

斑の大きさや入り方の違う革を

どうやって美しく使うかは、

時に大変な決断を必要とします。

 

コインケース

 

今回ご紹介する小銭入れは

竹斑と呼ばれる、おしっぽの部分の革で

お作りしました。

 

一緒にご注文いただいた長財布と

お持ちいただくと、

まるっと一匹を、無駄なく使ったことが

良くわかるセットです。

 

開き方

 

量産品ならば、どこの斑を使おうが

単なるクロコダイル革を使った製品ですが、

オーダー品となると

なるべく隅から隅まできちんと使って

きちんと作ってあるものほど

ステイタスが高い気がします。

 

食べた後にせよ、動物の皮を

どれだけ大切に使うかは、

文化的な問題だからです。

 

見やすい大開口

 

尊敬を以て加工することは、

その革を良く知ることにあります。

 

某有名ブランドでは、

1枚の革のど真ん中から

パーツを1枚だけ取るようですが、

それは、革のことをまったく知らない人でも

できるような仕事内容になるから、

という単純な理由に他なりません。

 

セットでのご依頼

 

隅々まで

間違いない方向で使われているお品を見ると、

作った職人やデザイナーに対する

尊敬の念が生まれます。

 

どれだけ革を知り、

どれだけ材料を大切に思っているか、

ほんとうの技術を気持ちがよくわかるからです。

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