2018.04.13

十数年使っていただいたオーダー財布の修理

「このお財布、

十数年前に作っていただいたのですが、

お直しして

もう少し使うことはできませんか?」

 

ありがとうございます、

よくぞここまで使ってくださいました。

 

十数年お使いのお財布

 

「これ作ってから結婚して子供もできて、

ほんとに長い間おかげ様で重宝してます、

さすがオーダー品!」

嬉しいご相談です。

 

財布の内側

 

しかしながら、

最後の2枚のお写真をご覧ください。

そろそろ本体の革が破れてきています。

また、容量以上に

お入れになったカード入れも、

もう少ししたら切れそう…

 

カード入れ部分

 

こんな場合の一番良い対処は、

使いにくい部分だけ直し、

修理はなるべく安価に済ませること。

 

そして、革が切れて

使えなくなるまでお使いください。

そこまでお使いいただいたら、

ものの人生を全うしたと言えます。

 

閉じた時の厚み

 

その時点で再度

どんなものをオーダーするかどうか

お考えください。

 

時間が経つと、

生活自体が変わるので

持ち物も変わりますし、

欲しい機能も変わって来ます。

 

「やっぱりそうなんですね。

作ったころに比べると

カードが多くなってるので、

これからどうしようかと…」

 

革端のくたびれ

 

このクライアントのご来店では

デザイナーがアドバイスをお話しし、

ご希望+αのお直しをして

修理代は3,000円。

 

お店にとっては

もう少しオーダーの回転率が良いと

ありがたいんですけどね(笑)

 

革端のくだびれ2

 

当店にとって一番大事なことは、

クライアントの方々に

お作りした革製品を

なるべく長くお使いいただくこと。

 

そして きちんと見立てをして、

無駄な出費を抑えていただくこと。

 

手触りよく、香り良い

革のある生活を「良いわ~」と

思っていただければ、

こんなに嬉しいことはありません。