革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

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2018.04.28

ハードタイプのメガネケース  81N

当店の定番メガネケース

どれも柔らかいタイプです。

 

それは、ハードケースにするには、

ミシン縫いをしておりますと、

革素材そのままでは

革本来の特徴を生かした

作り方ができないからです。

 

当店のモットーは

素材そのものの特徴を生かし、

無理のない製作方法を考え、

無駄なく美しく作ることです。

 

合理的に考えておりますので、

手縫いだけで仕上げることには

こだわっておりません。

 

 

今回のクライアントは

以前お財布をお作りしたことで

当店を気に入ってくださり、

今回のこのハードタイプ

メガネケースのご注文となりました。

 

はっきりした美意識をお持ちなので、

ご自分に似合うものは何か、

お好きなものは何か、など

打てば響くように

お返事がいただけます。

 

 

お入れになるサングラス自体も

大振りできれいで、

畳んだ時に高さの出るものなので、

確かにハードケースしかない感じ。

 

「裏にスエード素材を使ってください。」

というリクエストで、

同色のスエードを使っています。

 

隠しマグネットで留めるので、

ケースを開いた時にも

すっきりとした出で立ち。

 

お使いになる方には、

気持ちよくお持ちいただけます。

 

 

メガネケースなどは

メガネを採寸しても

なかなかぴったりサイズにはできない

アイテムです。

ですからたいてい、

一度はお預かりさせていただきます。

 

けれど今回は

それができなかったので、

作り直しになってしまいました。

ぴたりと作る、ということは

それほどまでに難しいのです。

 

一見 簡単そうに見える

シンプルなものこそ、

ごまかしの利かない、

製作に厳しいアイテムといえましょう。

 

もっとも難しいのは、

大きくなく、小さくなく

「気持ち良いサイズで作ること」です。

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