革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

Order example

2019.12.29

見本どおりのトートバッグ 95

「このトートバッグが、

サイズといい仕様といい

とにかく自分にぴったりです。

 

でもこれは

布製でチープですから、

革できちんとした感じにしたいです。」

 

 

大きさと、仕様。

今回のテーマはこれだけでなく、

ものが入っていない時には

小さくなってくれること、という

リクエストもあります。

 

布の良いところは

ふにゃふにゃで芯がないため、

ものが入っていない時には

より小さく感じること。

革には

どれくらいが期待できるでしょう?

 

 

革で同じことをしようとすれば、

場合によっては

ふにゃっとさせるために型紙を変えて、

同時に

ある程度の丈夫さも確保したりします。

 

革であっても布であっても、

力のかかる場所や

擦れやすい場所は同じで、

革には

あまり擦れて欲しくないからです。

 

 

今回も作り方を変えました。

その結果

見える大きさは違って感じますが、

容量はほぼ同じです。

 

簡単そうにお書きしてますが、

容量を同じように保つのも

けっこう神経を使う作業です。

 

必要な場合には、ちゃんと計算して

容量を出すこともあります。

 

 

今回使った革は「ルバル」。

手触りよく、最初から柔らかい

「ベア・スキン・レザー」の

柔らか版です。

 

この革の手触りを知ることで、

他の革が使えなくなってしまった

クライアントを何人も知っています。

 

この革の柔らかさは、

ペタンとさせると

下のお写真のようになります。

 

 

「これできちんとしたものを

長く使えます。」

嬉しいです、ありがとうございます。

 

どんどん手で撫でていただき、

そのうちまた、

育ったバッグにお会いできることを

楽しみにしております。

 

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