2010.06.20

革の経年変化 「コーディライン」の小物たち

 

当店のベア・スキン・レザーは、使っていくほど、いい感じになってきます。その特徴があるからこそ、人によっては、好き嫌いの激しい革ですけど・・

 

ベア・スキン・レザーという名前は、当店が作った呼称。

 

「革の名前」というのは、同じ革のタイプでも、制作する会社によって違う名前で呼ばれていることが多く、名前を聞いたとき「この革って、この会社ではどうしてそう呼ぶの?」という不思議な名前がついていることは、たくさんあります。

 

 

当店では、革の名前は、その特徴を良く表していてわかりやすい場合、とくに興味のない人でもわりと正しく理解してくれるのではないか、と思い、この呼称に決めました。 当店の革は、ひと言で言うと「すっぴん肌の革」。染めるのに顔料をほとんど使っていません。

 

革は使っていくと良くなる、という認識をお持ちの方は多いと思いますが、実際に、使っていって良くなると、革がどうなるかは、そういう革に出合ったことがなければわからない、というのが正直なところと思います。ほんとうに良い骨董を見る機会がよくある人でなければ、この骨董品が良いのか悪いのかわからないのと同じことですね。

 

 

 

上の写真ですが、左は、ちょうど1年使っていただいたコーディラインを施した名刺入れ、右は、今回お作りしたお揃いデザインの6連キーホルダー。

 

写真に撮ってみると、使っているものは、黒い色もベージュの色も、光っていますね。革の奥から出てくる、革本来のテリ、がこれです。ベージュの色が黒っぽくなっているのは、嫌いな人も多いですが、むらなく全体的に黒っぽくなるように手で撫でていけば、驚くほど美しくなっていきます。

 

 

「個性のある名刺入れなので、名刺交換の時には、必ず相手からじっと見られていますね。。。こうしてお揃いになると、すごく楽しいですし、揃ったなあ、という快感があります。」  たかが「もの」、されど「もの」。  人となりは、こうした「ものたち」が、一番手っ取り早く、言葉にしていない段階でも、正しく伝えてくれると思います。