2011.04.13

ネーム入れをしてくれるのは、「箔押し職人」のみなさんです。

 

バッグやお財布をフルオーダーでお作りする当店では、

製作に携わる職人たちが、日々 アトリエで作っているのですが、

 

革製品をつくること には、

本体を製作する職人だけでなく、たくさんのジャンルの職人たちがかかわっています。

 

本日ご紹介するのは、「箔押し」職人。

 

 

 

上のお写真は、洞爺湖サミット用に製作したバインダーの箔押しと、その原版です。

 

こうした原版は、専門の「箔押し屋」さんが作ってくれて、

こちらから持ち込んだ革のパーツに、指定の場所に従って、機械でプレスします。

 

当店の箔押しは、名入れするパーツを、アバウトの大きさでカットし、

そこに名入れの場所と大きさを指定して、箔押し屋さんに送り、

押してもらってから新たに、正確なパーツとして裁断をして、製作を続行します。

 

手間のかかる方法ですが、じっさい、完成品に箔押しすることはできません・・・

 

 

 

 

さて、箔押しのための原版は、もちろん反転したものになりますね。 

こうしたデザイン的なものは、イラストレータのデータがあれば、お作りできます。

上のお写真をご覧ください。                    

 

当店では、アルファベットのお名前を、お客様のご希望によってお入れしていますが、

今月から、その箔押しの方法を変えることにしました。

 

いままでは、

決まった字体を、一文字一文字、写植のように組んでもらって、入れていました。

 

そうすると、場合によっては、下のお写真のように、

ひと文字ひと文字がたがたな、飛び跳ねた仕上がりになることがあったり、

色をつける箔押しのとき、にじんでしまったり、と

出来上がりにむらがあり、パーツを無駄にすることもあるからです。

 

 

そこでこれからは、下の写真のように、

お好きな字体で、腐食版のプレートを作ってもらって、入れる方法に変えました。

 

 

 

これからはみなさま、お好きな字体で、お申し込みいただくことができます。

 

また、お作りしたプレートは、もちろんお客さまにお戻ししますので、

何度でも繰り返してお使いいただくことができます。

 

箔押しにかかるお値段はお高くなりますが、自由度は格段にアップします。

 

それは同時に、跡継ぎがいなくて廃業するばかりの箔押し業界を、

存続させることにも役立ちます。

 

こうした時代の中で、

世界の中でも、完成度の高い仕事をすることのできる日本の職人たちが、

いい仕事を引き継いで続けることができるよう、

みなさまのご理解とご用命を、心よりお待ちしております。