2015.01.1
パッド&身の回り品入れ ふろしきデザインのクラッチバッグ
会社からのご依頼でお作りした
持ち込み素材を使ったクラッチバッグをご紹介します。
この素材については専門外で、あまり知りませんでしたが、
昔は洋服に使われていたことが多かったのが、今では
こんなところに!というところで使われているようです。
その素材の特徴を、とにかく最大限に活かす
iPad miniのようなパッドやその周辺品を入れる
クラッチバッグのご依頼をお受けしました。
こういう場合当店では、クライアントに
素材の特徴や、加工する場合の注意点などもお知らせしますが、
これは重要なコンサルティング内容です。
なぜなら、素材の利点と弱点がわかるので
販売分野や、どのような販売方法を採れば良いのか
方針がたてられるようになるからです。
このたびのデザインは
日本の風呂敷をベースにしたもので、
当店デザイナーがその昔考えたデザインを使っています。
そういう理由で、地味目ですが、和の色目を使って
日本の色、日本のものを包む考え方を
全面に出したバッグにしています。
タテ・ヨコ どちらを天地にしても使えるので
気分によって楽しんでいただけるご提案。
パッドだけでなく、ノートや筆記具が入りますので、
これひとつ抱えて会議室をハシゴしたり、
鞄からさっと出してすぐに話を始めたり、
と機動性の高い行動ができます。
その形状は、風呂敷を模していますから
全部開くと、こんなに綺麗な形になります。
下のお写真は、内側のお写真。
見て美しい、使って楽しいケースのご提案です。
表側には、一部牛革も使っていますので、
実際、天地の区別は すぐに付きます。
外側は、下のお写真の用になります。
「デザインには意味がある」 のですが
これはまさに、その意味のかたまりです。
使うための機能と
楽しむための機能を一致させることが、
本来の「デザイン」の意味ではないでしょうか。
当店がデザインのためのデザインをしないのは
そういうポリシーだからです。