革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

Order example

2015.03.23

長財布のパーツ取り替え

もう10年ほど前にお作りした長財布を、

「使いやすくて気に入っているので、

使えるところを残して

パーツの取替をしていただけませんか?」

というご依頼をいただきました。

 

長財布のお直し

 

上の2枚のお写真は

パーツの取替をする前のもの。

 

裏地の革はもう切れていますし

外側の革の端も切れていますので、

このパーツは完全に変えることになります。

でも他は大丈夫。

 

消耗したお財布

 

自分のところでお作りしたお財布だから

どんな部材を使って

どんな作り方をしているか、はっきりしています。

当店では、なるべく修理することができるように

お作りしています。

 

他社の製品がお直しできないのは、

使っている部材と製法が

当店のものとはまったく違って

修理を前提としたものではないから、です。

 

革の取り替え

 

「直せる作り方と直せない作り方」

 

これが

量産品と当店のオーダーメイド製法との

大きな違いのひとつ。

 

あとの3枚のお写真をご覧ください。

 

外側は全部取り替え

 

今回、一箇所のパーツ取り替えをすることで

まったく新しいお財布に生まれ変わりました。

 

中の小銭入れやカード入れは

まだまだお使いいただくことができることを

きちんと確認してから、お直ししています。

 

お直しのお値段をかけてもいいかどうかを

判じることも、大切なサービス。

 

まだまだ使えます。

 

自分のところで作っているからこそできる

きちんとしたサービスが、

オートクチュールの証です。

 

長い期間

大切に使っていただいて、ありがとうございます。

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