革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

Order example

2016.12.28

二代目小銭入れのオーダーメイド

15年近く前にお作りした小銭入れ。

「そろそろダメになってきたので

2代目を作りたいと思います。」

と、ご来店くださったクライアント。

 

見本と完成品

 

「今までのは、

お札を入れようと思うと

4つ折りにしなくてはならない大きさなので、

2つ折の札が入る大きさにしたいのですが。」

 

見本

 

ご相談時に

「そうすると少し大きめになりますが、

それでもよろしいでしょうか?」

というお尋ねをしてから

大きさをお選びいただいたのですが、

お渡ししてすぐに

「やっぱり大きかったです…」

というご感想をいただきました。

 

小銭入れ

 

日常的に使われる小物に対しては、

ほんの少し大きくなるだけでも

かなりの違和感を覚えるものです。

 

そこで、そういう違和感を押してでも

入れたいものがある、という場合に限り

大きさ変更はお薦めしています。

 

裏側

 

このクライアントの場合

それでお選びいただいても

やはり大きさに対する違和感は、当初

取り除けなかったご様子でした。

 

しかし、慣れということもあるので、

少しの間使っていただいてから

あらためて、必要ならば

小さく詰めましょう、という話になりました。

 

ポケット

 

それから数年経ちますが

そのクライアントからのご連絡は

いただいておりません。

 

慣れてくださったのか

はたまた何となくお忙しいのか、

たまに思い出しては

どうしていらっしゃるかと

ずっとずっと、心に残っています。

 

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