革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

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2016.10.24

定番レディスバッグ 7年目のメンテナンス

「とにかくこれが使いやすくて。

どんどんものが入ってしまうので、

ついつい入れてしまいます。

そろそろメンテナンスをお願いします。」

 

7年目の途中でお出でくださった

「アイブライト」をお持ちのクライアント。

 

修理前 正面

 

職業柄 荷物をたくさんお持ちなので

定番よりも2センチほど厚くしましたが、

それでもまだ足りないようです。

 

「たくさん入るので

ついつい入れすぎてしまって。

でも愛着がありますから

うまく直してくださいね。」

 

修理後 正面

 

こちらのクライアントには

小物もたくさんお持ちいただいています。

 

「このお店の革を使うと

余所の革は使えなくなってしまいます。

使えば使うほど

どんどん柔らかく馴染んできますもの。」

 

修理前 引き手

 

華奢なクライアントですが

お荷物がいつも多いので、

とにかくお身体を楽にして差し上げたい、

とお作りしたバッグです。

 

「毎日は使っていませんよ。

休ませたりしています。」

大切にお使いいただいて、

ほんとうにありがたいことです。

 

修理後 引き手

 

ファスナーの引手を取り換え

持ち手も取り換え、

持ち手と底の角にパッチをお付けして

万全のお直しをいたしました。

 

修理前 持ち手

 

それぞれ同じようなお写真が

2枚続いておりますが、

最初が使って傷んだところで

次がそれをお直ししたところです。

 

修理後 持ち手

 

メンテナンスしていただきますと

また何年もお使いいただけますから、

「いいものを長く使うって

気持ちのいいことですね。」

というこのクライアントのご意向に

合っています。

すばらしい使い手で嬉しいですね。

 

修理前 底かど

 

革製品は、

人によって持ち方や使い方に

それぞれの癖がありますから、

必ずと言っていいほど

一カ所 特に痛みのひどい場所が

出てきます。

 

修理後 底かど

 

ですから

自分の癖を観察して

なるべく均等に扱うように

していただきますと、

持ちはまた違ってきます。

 

何かを愛して使うということは

観察して、楽しんで、

大切にしてあげるということ。

 

靴と同じように扱ってあげることで

長く気持ちよく使える革製品になります。

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