革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

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2017.02.10

ねこリュックバッグの完成

以前、ねこリュックを作っている場面を

少しお見せしました。

あのリュックがどのように出来上がったか、

今日はご紹介します。

 

正面

 

今回のねこは、ワイルドキャット

ハラコという毛皮ですが

薄手の軽い素材なので、

型崩れしないように裏打ちをしています。

 

革素材をお仕立てする時

何が大変といえば、

革の種類によって加工方法が変わること。

それを知らないで作ると

寂しい結果になってしまいます。

 

ヒョウ柄のハラコ

 

毛皮物は毛の方向や柄の出し方がさまざま。

パーツを取るときは

どんな風に取れば気持ちよく持てるか、

を見立てます。

 

 

背面

 

また、毛皮は最終的には擦れて

毛羽立ちがなくなっていきますから、

どうやって持ちをよくするかを考えます。

このワイルドキャットには

身体に来る側に、通常の革を使っています。

参考までに別の製品もご覧ください。

 

横

 

ほとんどの人が携帯電話をお持ちなので

そういった小物は

いちいちバッグを開けなくても

取り出せるようにもしています。

 

 

 

中身

 

斜め掛けや片方掛け

どちらにも対応できる

長さ調節の楽な掛け心地の良い

ストラップの幅と付け方を使ったり、と

当店でご提案するお品は

使い勝手を第一に考えています。

 

ですから、Suicaカードを入れる場所も

作ってあります。

端に寄せて付けていますから、使いやすい。

 

底面

 

このワイルドキャット、

しっぽの素材は、ブラックの起毛革です。

合計3種類の素材を使っています。

 

ぱっと見て自然に見えるものは

じつは、なんと細かい計算のもとに

作られていることでしょう!

 

きれいに見えて違和感なく使える、

こういったものを

みなさまにご紹介したいと

いつも思っています。

 

収納例

 

世の中に出ているナチュラルにすてきなものは

デザイナーが細かくチェックして

試行錯誤しています。

そんな裏側を知りながら

完成品を見るのは、とても楽しいことです。

 

ウェブショップのお品を、まさに

そんな目で見てくださっているお客様が

少なからずいらっしゃることを知り

とても嬉しく思います。ありがとうございます。

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