革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

Order example

2017.11.2

人工膀胱ストーマを覆うカバー オーダーメイド

さまざまなご注文をいただきますが、

このようなご要望の存在を

知ることができたのは、

今回のクライアントのおかげです。

 

そして、今回のご注文品に対して

「ぜひご紹介ください。

私のように困っている人は、

たくさんいると思います。」

と掲載のご許可を下さった

クライアントに、感謝いたします。

ありがとうございます。

 

人工膀胱ストーマにカバーを乗せたところ

 

当店では、

革製品をオーダーで作ることで

ひとりひとりの人の生活を快適にし、

ストレスを無くすことを

大きな目的としています。

 

軽いバッグや鞄をお作りすることで、

身体への負担を少なくして

健康に貢献することは、

重要な具体策です。

 

手のひらサイズのトレイ型のカバーには除湿用の穴があいている

 

さて 本題に入ります。

このたびご注文いただいたのは、

人工膀胱ストーマを

使ってらっしゃる方のためのカバー。

 

日常的に

スーツをお召しになるクライアントは、

この手術をしてから

Yシャツへシミが出来ることが心配で、

どうしたらいいかと

いろいろお考えになったとのことです。

 

ベージュ色の革でできたカバー

 

そこでご自分で考案なさったのが、

今回のカバー。

 

ご来店前に、下のお写真のような

見本カバーをお作りくださいました。

「ミョウガが入っていた

スーパーの発泡スチロールケースが、

ストーマを覆うサイズに

ちょうど良さそうだったので

自分で作ってみました。

どんな素材で、と考えた時に

このお店が頭に浮かんだんです。」

すばらしい発想とサイズ感覚です。

 

茗荷のトレイでできているクライアントが作成した見本

 

*ストーマがどのようについているか

最初は存じ上げなかったものですから、

お写真は裏表に撮ってしまいました。

 

下の部分を

アーチ状にカットすることで、

カバーの大きさは最小限になります。

 

言葉のいらない説明は

すばらしい見本です。

 

暫くお使いいただいてのご感想は、

「ベージュの色にしたので

白いシャツにも映らず、

穴をあけてもらったことで

汗も籠りづらくなりました。

 

もうひとつ予備で

作ってもらおうと思いますので、

何かありましたらその時

反映することにしましょう。」

 

人工膀胱ストーマ

 

普通の人では想像もつかない

さまざまなご不便やご不快を

お持ちの方は、少なからず

いらっしゃることと存じますが、

 

何をどんな風にしたいのか、

細かくご説明いただければ、

当店でできることであれば

出来得る限りのことをいたします。

何でもご相談くださいね。

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