革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

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2017.12.29

オリジナル刻印をお入れした名刺入れ

最近よくお尋ねいただくことは、

「自分で考えたデザインの

刻印を入れることはできますか?」

あるいは、

「自分の好きな字体で

名前を入れることが出来ますか?」

というご質問です。

 

オリジナル刻印の名刺入れ

 

上のお写真の名刺入れには

クライアントの会社の社印を

お入れしています。

 

この方の社印は

ほんとうはもっともっと複雑で、

もっと細かいものなので、

そのままでは

刻印にすることができません。

 

ですから、当店の方で

刻印製作に適するよう、また

元のデザイン意匠が損なわれないよう、

デザインの版下そのものを

修正・加工しています。

 

刻印版

 

刻印プレートは

上のお写真のようなもので、

その道のプロの職人に、

イラストレーターのデータから

起していただきます。

 

クライアントからどんなイラストや

文字を持ち込みされても、

イラストレーターデータにするのは

当店の役割。

 

内側前ポケット部分

 

なぜなら、

クライアントのご意向は

デザイナーが

一番良くわかっているからです。

 

もし、その感覚を

つかむことが苦手な人が

製作作業するのであれば、

思い通りの版下を作るまでに

どれだけ時間がかかることでしょう。

最悪、思い通りに

行かないこともあり得ます。

 

3部屋収納

 

革製品の製作は

多数の職種のプロを必要としますが、

この刻印もその一つ。

 

しかも、版下を製作する作業と

版プレートを製作する作業のプロとを、

それぞれ必要とします。

もうこれだけで2種類のプロ。

やっぱり大変です。

 

仕切り間にもポケット

 

そういう意味で当店店内には、

そういうプロもいます。

職人がそれを兼ねていますが、

やはりものを作る人は、器用です。

 

フルオーダーメイドを標榜する限り

こうした技術も持たないと、

何でもお作りする、

というわけにはいきません。

 

サイドの厚み部分

 

フルオーダーメイドの職人は、

幅広い技術を必要とされます。

 

ただただ自分の好きなもののみを

製作することとは全く違って、

かなりストイックな作業です。

 

ひとりひとりのクライアントに

ぴたりと付く職人は、

そういう稀有な職人なのです。

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