革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

Order example

2017.12.31

業界を跨ぐスマホケースの製作

Zenfone スリーウルトラという

ちょっと大き目スマホの

ケースをお作りしました。

 

ビタミンカラーの

スカーレットオレンジのケースです。

 

オレンジ色のスマートフォンケース

 

最近ではスマホケースの留めに、

スマホの厚みに納まる

ちっちゃなマグネットを使います。

 

いろいろと珍しい材料が

どんどん出てくるようになりました。

 

ただし、サイズに限りがあったり、

マグネットで言うと

くっつく力に違いがあったりと、

いろいろ取り寄せて

何に向いた素材なのかを

きちんと把握してからでないと、

けっきょく使えなかったりします。

 

マグネット式の留め

 

革製品を作るにあたっては

革は革やさん、

金具類は金具やさん、

ファスナーはファスナーやさん、

特殊マグネットはマグネットやさん、

というように

必要な材料はすべて

他の業界に頼らなくてはなりません。

 

ここが、革製品の製作が

より複雑になるところ。

 

スマホを納めたところ

 

厄介なのは、

その特殊な材料は普段

革製品を作るために売られているのではない

という事実。

 

使い方によって

うまく作用しないこともありますが、

そんなことは当然、

売っている人たちは関知しません。

 

ですから、

革製品を作る上での

新しい特殊なお品の使い方実験には

けっこうな時間を割くことになります。

 

手に持ったところ

 

そういう意味では

常に新しい材料や素材が出ますから、

もしそういった情報に疎くなったら、

もはや、美しく利便性の高いお品を

作ることはできません。

 

プログラマの方々が

新しい技術をどんどん勉強する、

そんな感じに近いものがあります。

 

新しい素材をどんどん知ると、

それにつれて、さらに良いものを

作ることが出来るようになります。

作り手にとっても嬉しいことです。

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