革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

Order example

2018.07.11

2コ入れ用のスマホケース 85N

メールでのご依頼をいただきました。

「スマホをふたつ持ち歩きたいのですが、

オーダー例にあったように

ベルトに付けて、さっと取り出したいです。」

 

かといって、二つのスマホケースを

取り付けたいわけではないとのご希望。

それはそうですよね、

なるべくコンパクトな方が

腰回りがすっきりしますものね。

 

 

毎回、ご依頼者のご要望を伺いますと、

頭の中に

ちょっとしたひらめきが浮かびます。

今回もメールを書きながら

「あ」という思い付きがありました。

 

しかし、それを具体的にするためには、

そのひらめきが可能かどうかを

検証するための実験が必要です。

 

すべてをお任せいただく案件では、

お見積もりを出す前に

どうしても実験しなければならない場合が、

少なくありません。

 

お見積もりには、それを

トップレベルの職人が製作するにあたって

どれくらい時間がかかるかが反映されます。

 

当店オーダーメイドは

ひとつのお品をひとりの職人が

継続製作しますから、

ご依頼者は、一定期間

ひとりの職人を雇っていただくことになります。

 

 

今回のお題である

2台のスマホをひとつのベルトポケットに、

というご依頼のポイントは、

どうやってそれぞれを取り出しやすくするか?

に他なりません。

 

そのアイデアが当店の真骨頂です。

ご依頼者の御希望を

良い形でかなえて差し上げたいと、

常に思っています。

 

 

今回使った方法は

この薄いケースの中を二つに仕切って、

片方のスマホを

さっと取り出せるようなベルトを

入れ込みました。

 

この方法は、

お送りしたご依頼者に

喜んでいただけて、とても嬉しく思います。

 

 

ベルトにお付けすると、

こんなイメージになります。

 

ベルトへの着脱は、ホック式。

しっかり付けられるように2個にしています。

 

どうやってベルトに取り付けるかは

毎回悩むことですが、

今回のご依頼者のように

ご自分の好みをはっきりお持ちいただいてますと、

さっくりと決まります、

ありがとうございます。

 

 

それから、ベルトループの取り付け位置にも

当店では気を使います。

 

クライアントには

大体のサイズをお知らせして、

その大きさの紙を腰に付けていただく、という

シミュレーションをしていただきました。

 

離れていても

こうして細かいご相談ができますので、

安心してご依頼ください。

 

関連記事

  • 新しいタイプの財布、カード&小銭入れ 2006

  • メール相談で、初回にお願いする「絵、など」について

  • ハラウェイシステムというバーチャルリアリティーのためのリュックベルト

同様のアイテムを見る: