革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

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2019.09.23

メンズ鞄、ブリーフケースとしてのバッグ 812

「これが使いやすくって

もう手放せないんです。」

お持ち込みいただいた鞄を拝見し、

ちょっとだけ変えて再現しました。

 

もちろん

どこが気に入っているか、

変更点はないかと

お尋ねしたうえでの決定です。

 

 

しかしこのバッグ、

男性用としても女性用としても

とても使いやすいブリーフケースです。

 

全体がルバルで柔らかく

内縫い製法にしておりますから、

ちょっと入れすぎても

形はきれいに取れてしまいます。

 

バリバリのメンズ鞄と違うところは、

そういった融通の利く

バッグであるところ。

 

 

外ポケットの仕上げ方も秀逸で、

こういった作り方をしていると

見た目以上にモノが入り、

スマホなどは使いやすいゆとりを持って

収めることが出来ます。

 

当店では、一番に考えていることが

使いやすいか否か、という問題なので

見本バッグを見せていただくだけで

お使いのクライアントが

何を気に入ってるかは

一瞬で理解できます。

 

 

最近では、昔みんなで持っていた

硬い鞄を見る機会が

ずいぶんと減ってきました。

 

重いバッグも

いつの間にか減っています。

 

持ち物も

服装と同じで変わっていきますが、

ファッション自体は何年代風、と

ぐるぐる回っていきますが、

 

 

鞄に関して、後戻りすることは

あまりないかもしれません。

 

今年は巾着バッグを

ちらほら見るようになりましたが、

実際に使っている人は、少ないように

見受けられます。

 

巾着バッグは

10年ほど前に流行った

エディターズバッグと同じく

中身がごちゃごちゃに

なってしまいますから…

 

 

バッグは洋服よりずっと

「実用させるア必要のあるアイテム」です。

 

「ファッション性がある」ことより

「道具である」要素を

大きく要求されます。

 

使い手からは、ファッション性より

使い勝手が良いことを筆頭に

語られるアイテムになっているとも

言えましょう。

 

 

洋服から逆引きしていけば、

 

バッグは

大切なファッションの仕上げ

でありましたが、

 

実生活から引いていけば、

バッグこそ

「もっとも重要な、

生活に置いての実用品」

になります。

 

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