革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

Order example

2019.10.27

超シンプルなカメラケース 95

珍しいご注文品をご紹介します。

ぱっと見ただけでは

いったい何が入っているものなのか、

お判りになる方はいらっしゃらないと

思います。

 

それほどに、シンプルな見てくれ。

 

 

アシンメトリーに

フタをカットしているのには、

意味があります。

 

じつはこのケースには見本がありました。

合皮で作ってあって

使い込んで使い込んで

だいぶよれよれになっていましたが、

「これがぴったりサイズで

すばらしく使いやすいんです。」

とのこと。

 

 

このフタのカットの仕方は

見本品には必要なものでしたが、

新しくお作りするものには

必要のないカットになりました。

 

しかし、見た目に優雅で

今までと同じデザインになることは、

使う人にとっては

親しみがあり、安心感もあります。

 

 

使い慣れたものを変える時に、

この「安心感」を

手放さなくてはならないような

気持になる男性は、多くいらっしゃいます。

 

ですから、実際に必要がなくとも、

心理的な意味で

お付けすることをお薦めしています。

 

 

お写真でお判りいただけたように、

ご紹介しているケースは

コンパクトカメラの入れ物です!

 

元々のケースのマチ(厚み部分)は

ゴムでできておりまして、

多少適当な厚みに出来上がっていても

うまく

カメラを収めることが出来るものでした。

 

 

すべて革で作るということは、

可動部位がありませんから、

そういう遊びも計算したうえで

寸法を決め、

製作していくということ。

 

こういう作業がどれだけ緻密なのか

お判りいただける方は、

オーダーを受けて

モノを作ったことがある方だけ

かもしれません。

 

違和感がない+当たり前に感じる使い勝手

⇒最高の出来上がり

これが、当店の目指すお品づくりです。

 

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