革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

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2020.04.5

78gのきれいな長財布 96

長財布の大きさはたいてい、

長い辺 19x短い辺 8.5~10センチの

出来上がりになっています。

 

それは、何をどう入れるかで

決まる寸法ですが、

今日の長財布は、ちょっと違うサイズ。

 

長い辺は少し短く、

短い辺が少し長いのですが、

そんなサイズにお作りしても

当店の製作方法なら、

たった78g!

表面も裏面も、革で作っています。

 

 

もちろん、必要から

大きさを引き出していますから、

でたらめ寸法ではありません。

 

3枚目のお写真をご覧いただければ、

その理由はお判りいただけるでしょう。

 

それにしても、なんとシンプルで、

いっさい無駄のない

きれいなお財布でしょう。

 

たたんだ時の佇まいも上品で、

たくさん入れても

あまり外に響かないのも、

持っていて嬉しい要素です。

 

 

このクライアントは

お財布に入れるものを決めてくださっていて

かなりストイックに見えますが、

 

ご本人はもともとこういう性格のご様子で、

ストイックを心がけている

という感じではありません。

ご要望もとてもはっきりしてらっしゃいました。

 

まさに、持ち物は人を表す、

ことと感じます。

 

 

良いとか悪いとかではなく、

デザイナーは

各々のクライアントを見つめながら、

その人が「心地よい」と思っている

着地点を探していきます。

 

それがわかったところで、ご提案です。

あるいは、

クライアントのご依頼どおりに

詳細を伺っていきます。

 

むやみにご提案したところで、

それが意味のないご提案であれば、

クライアントを

より快適にすることが出来ません。

 

 

まだこの世に存在していない

ご自分の欲しいもの、は、

おひとりで考えていただくだけでなく

プロフェッショナルにご相談くださることで、

思わぬ「さらなる快適」を

得ることが出来ます。

 

「存在しないものを依頼する」時、

ふつうは、誰もが混沌の中にいます。

それが当然ですから、

プロフェッショナルの存在価値が

あるわけです。

 

どんどん相談して、

「快適に使えるもの」を

現実にして行きましょう。

 

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