革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

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2020.12.28

コードバンの二つ折り財布 208

「甥の就職祝いに

お財布をプレゼントしたいと思います。」

このすばらしいお財布のご注文者は、

プレゼントされる方の叔母様です。

 

親戚づきあいも少なくなっている今、

うらやましいほど濃いお付き合いの

親戚のみなさまです。

 

 

お話しを伺いますと、

甥御さんとはとても和やかな関係で

親戚づきあいが楽しそうなご家庭です。

 

「お財布をあげる、とは言いましたが

オーダーとは言ってありません。

どんな革が好きなの?と聞いたら

コードバンて好きなんだよね、

と言ってました。」

 

 

それでお見せしたのがコードバンを数種。

コードバンの解説とともに

日本製コードバンの数種と

アメリカ製のホーウィン社製をお見せしました。

 

ご覧いただき、触っていただきましたら、

「これが良い感じです」。

お選びになったのは、ホーウィン社の革。

 

良いとか悪い、どっちが高価か、ではなく

肌がぜんぜん違いますから、

お好きな方はこれを触ったら

この革が好きになってしまいます。

 

 

それで現在流行っている作り方も

ご紹介したところ、

それで行きましょう!となりました。

 

それはどういう作り方かと言うと、

裏地を付けずに

裏面のホーウィン社のマークを入れて

お作りする方法です。

 

これはコードバンの革の特長を鑑みますと、

ほんとうは最高に革の特性に向いた

製作方法です。

 

それから、さらにお話を進めていくと

パーツも含めてすべて

コードバンでお作りすることになりました。

これは製作が大変!

 

 

コードバンは砂の集まりのような革なので、

パーツパーツによって革を薄くすることに

かなりの技術が要ります。

 

それと今回の場合

ホーウィン社の社判が見えるようにするため、

外側の革を薄く漉くことが出来ません。

 

そのうえ、内側に使う革は、

うまい具合の出来上がりにするために

いろいろな厚みで漉く必要があります。

 

これがまた至難の技ですが、

何とかうまく漉けて、外側の裏面と

小銭入れのひとパーツに

社判を入れることが出来ました。

 

 

こんなゴージャスなプレゼントは、

初めてです!

外側のパーツは

厚い革のままですから、

きっと長くお使いいただけると思います。

 

就職したばかりの人が

10年20年お使いになった時でも、

なお輝き続ける

お財布に仕上がりました。

 

こんなに温かい親戚関係に乾杯!

ステキなプレゼントのご注文を

ありがとうございました。

 

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