2021.04.22
プレゼント、荷物量に合わせた大きさのショルダーバッグ 010
大切なパートナーへのプレゼントとして、
荷物量に合わせた
「バッグの形が変形しない大きさ」の
ショルダーバッグをご注文いただきました。
見た目 シンプルな形をご希望なので、
どんな製作方法をすれば
ご希望頂いた直線ラインがうまく出るかを
まず考えました。
直線ラインで、というご希望ですが、
お写真でご覧いただくように、
柔らかいラインであることもご希望です。
相反する要素を持つショルダーバッグは、
クライアントのイメージから製作方法を割り出し
デザインのご提案をしています
特に横から見て、中身が入った時に
バッグが膨らむことがお嫌だということで、
今回のケースでは
お持ちになるご本人のお出ででないところで
持ち物の大きさについてお尋ねしました。
その答えは完璧で、
どれだけ相手の方のことを
よく見ていらっしゃるかが
わかるものでした。
プレゼントは「愛」ですね!
とはいっても、
「中身が入って
バッグの表面に凸凹が出ない」となりますと、
荷物の大きさが多少大きめかもしれない
ことまで想定しなくては
思ったとおりにできあがりません。
製作時に同じようなものを入れて
かなり微妙なサイズ確認をします。
柔らかいバッグに
ちょっとだけものを入れすぎた時を
想像してみてください。
それが文庫本のような硬いものでしたら、
角のラインがバッグに出るイメージです。
もしこのバッグが
最初からそうなってしまったら、
クライアントのご希望ではありません。
容量以上に入れた時は仕方ありませんが、
いつもの持ち物の時には
それが起こらないようにしたい、という
ご希望ですから、理にかなっています。
中に入れるものがほとんど決まっている、
とおっしゃっていましたから
今回のご希望にはお応えすることができます。
それにしても、実際の持ち物を拝見して
容量を決めるわけではありませんから、
かなり微妙です。
却って持ち物が思ったより小さかった場合に
形が崩れないようにすることも
考えに入れたいところ…
そういう意味合いがあって
出てきた形が、この形です。
ある程度フレキシブルで、
どれくらいの荷物量であっても
魔法のように形を変えてくれます。
クライアントの方からは、
「イメージどおりです。」という
お言葉をいただいてホッとしたものです。
ステキなプレゼント品のご注文を
ありがとうございました!