革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

Order example

2021.07.21

革製品、オーダー品の製作現場

今日は製作現場のお写真を

お見せします。

 

出来上がり製品の奥には 数知れぬ、

想像できないような工程があります。

「こんな風に作っているんだ!」と

お楽しみいただければ幸いです。

 

 

こちらは、ミシンに対して大きなお品物を

縫っている場面。

サイズが大きいこともありますが、

持ち手がぴっちりとしているために

邪魔にならないよう押さえて

二人がかりで縫っているところです。

 

当店では、パターンオーダー品も

原則的には一人の技術者が製作しますが、

時にこのように

二人の人手を必要とする個所も出てきます。

 

 

こちらは、フルオーダーメイドでの作業。

入手不可能な金具を

現物から取り外したところです。

 

市販されてない金具が必要な時には、

クライアントから持ち込まれた

製品の金具を使うことがあります。

そんな時はたいてい

出来上がった現物をお持ちくださいますので、

再度その金具がつかえるよう

細心の注意を払って、金具を外します。

 

これがまた、再度取り付ける時にも

かなり気をつけて作業しないと、

金具の留め具が折れてしまう、という

恐ろしい結果になることもあります。

 

幸い今までは一度もありませんでしたが、

毎回、ヒヤヒヤと肝を冷やす場面です。

 

 

こちらは厳密な小銭の量を確認している所。

フルオーダーメイドにおいては

「無駄に大きくしたくない」という

お気持ちを持つクライアントは、

数多くいらっしゃいます。

 

気持良いサイズにするために

いろいろな作業をしますが、

じつは

ここからは感覚の問題になります。

 

クライアントの人となり、使い方を鑑みて

それぞれのサイズを引き出していくのです。

 

使う革の厚みや、縦横の違いによっても

差異が出ますから、

この数値は、はっきりと数字で出すことが

できません。だから、

これを教えることはとても難しいのです。

 

使う人と中身の定まっていない市販品は、

そんな理由から、大きめに作られています。

 

 

最後にご紹介するのは、アイロン作業。

当店の特製牛革は「研ける革」です。

 

こういう革は、基本的に切り目仕上げ

(コバを切りっぱなしにする仕上げ方法)

で仕上げますから、

最終的にはコバに

蜜ロウを使ってアイロンを掛けます

(この作業をしないで済む仕上げ方も

ありますが、

後で修復がきれいにできないため、

当店ではやっていません)。

 

たとえ小物であっても、ある程度の

時間を必要とする忍耐力のいる作業です。

 

うつくしく、堅牢な製品を作るために、

できることはすべてやっています。

 

一つ一つが緻密でデリケートな作業ですから、

その連続を考えると、クラクラします。

こんな作業を、

一つの製品ができあがるまでずっと続けられる

技術者は、すごい!と思います。

 

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