革製品のオーダーメイド 銀座 オーソドキシー

Order example

2021.10.18

2代目のエブリディバッグ 906N

25年ほど、定番「エブリディバッグ」

使ってくださったクライアント。

 

「あと少しで私の仕事も終わりなので、

いよいよ最後のバッグを作ろうと思います。

1代目のこのバッグは25年近く使って

2,3度お直ししましたが、

さすがにあと少しで寿命だと思いますので、

気分を変えた革の色で

新しいものを作ろうと思います。」

 

それほどまでに気に入っていただけて、

とても嬉しいです、ありがとうございます。

 

 

 

 

そんなこんなでご指名いただいたお色が

この「オレンジ」です。

この革は日本製で、昔からの定番ですが、

色落ちもなく、

驚くことに革のツヤも出てくるタイプ。

 

初代として、当店特製牛革のベージュを

使っていただいたクライアントには、

革を育てることと

経年変化を楽しんでいただきましたから、

こういった革をお薦めしました。

 

 

 

 

日常的にテンションが上がるバッグを…

というご希望でしたから、

糸の色でも個性を出されています。

 

ところどころでブルーを使って

アクセントになさいました。

オレンジとブルーは意外な組み合わせで、

見た瞬間楽しくなります。

おしゃれを愉しむ年代になりますと、

個性的なものも

うまく持ちこなしてくださいます。

 

 

 

 

今まで長きに渡って使っていただいた

定番ですから、きっと

クライアントの身体の一部に

なっていると存じます。

 

そんなことから

初代と同じ大きさ、同じ仕様でお作りし、

今までと同じ使い勝手ができるようにしました。

 

こんなにも長きに渡って

ご愛用くださったクライアントには

感謝の言葉しかありません。

 

 

 

 

当店定番のバッグたちは、

四半世紀の間、

「軽さ」を追求し続けててきた

デザイナーの答えです。

 

「自分が持ちたくないものを、

どうして人に勧められると思うの?」

デザイナーの口癖です。

 

有名ブランド品ではなくても、

このようなお気持ちで

当店製品を持ってくださる

クライアントのみなさまには、

心からの感謝を申し上げます。

 

関連記事

  • カードポケットが24枚

    カードポケットがたくさんついた長財布

  • 「ギャルソンパース」の変型財布

  • もちろん総革の、ゴージャスなA4クリップボード

同様のアイテムを見る: